12月21日~22日、タイムマシンが主催する「ポータブルオーディオフェスティバル」(ポタフェス)が、東京・秋葉原のベルサール秋葉原で開催された。

賑わいを見せるポタフェス会場

会場1Fにはミュージシャンがミニライブを行うイベント会場や物販コーナーが設置され、2Fはヘッドホンを中心としたポータブルオーディオ製品の展示ブースとなっていた。本稿では、展示ブースの中から、参考出展されていた製品や国内初披露となる新製品を中心に紹介していきたい。

超小型USB DAC・ヘッドホンアンプ「DacMagic XS」を展示 - Cambridge Audio

「DacMagic XS」

Cambridge Audioブースでは、12月20日に発表した小型USB DAC・ヘッドホンアンプ「DacMagic XS」を初展示していた。接続されているヘッドホンのプラグが大きく見えるが、これは標準プラグではなくステレオミニプラグだ。DacMagic XSのサイズはW30×D53.5×H10mm。9V形の乾電池の厚みを半分にしたぐらいだ。DACは、ESS ES9023を搭載。192kHz/24bitまでのハイレゾ音源の再生に対応している。

未発表のポータブルヘッドホンアンプを参考出展 - JVCケンウッド

未発表のポータブルヘッドホンアンプ

JVCケンウッドブースでは、未発表のポータブルヘッドホンアンプを参考出展。詳細は明らかにされていないが、ケースには「K2」の文字が記されている。K2はビット拡張や高域補正などを含んだ同社の高音質化技術。ブースで話を聞いたところ、現時点でK2テクノロジーの採用を決定しているわけではないが、できれば盛り込んでいきたいとのこと。2014年の市場投入を目指している。

初のオーバーヘッドタイプを展示 - ファイナルオーディオデザイン事務所

「PANDORA HOPE VI」

ファイナルオーディオブースでは、12月9日に発表した同ブランド初のオーバーヘッドヘッドホン「PANDORA HOPE VI」を初展示。PANDORA HOPE VIは、φ50mmのダイナミック型ドライバーとBA(バランスドアーマチュア)ドライバーを組み合わせたハイブリッドタイプのヘッドホン。同社のイヤホンと同様に、筐体内の空気の流れをコントロールするBAM機構も採用されている。

新発売の軽量ヘッドホンを国内初展示 - AIAIAI

「TMA-1 X」

AIAIAIブランドのブースでは、12月20日に発売した「TMA-1 X」(写真左)を国内初展示。TMA-1 Xは、上位モデルの「TMA-1 Studio」(写真左から3本目)に近い性能を持ちながら、ポータブル用途での利便性を高めるため、小型軽量化したモデルだ。

チタンボディの「Super Darts」を参考出展 - ATOMIC FLOYD

「Super Darts Titanium」

「Super Darts Titanium」と「Super Darts」では、カラーリングも異なる

ATOMIC FLOYDブースでは、「Super Darts Titanium」を参考出展。Super Dartsは、低域用のダイナミック型ドライバーと中高域用のBAドライバーを搭載するハイブリッド型のイヤホン。

Super Darts Titaniumでは、チタンボディを採用することで従来の2分の1程度の軽量化を実現した。サウンドも高域のシャリシャリ感が抑えられており、音の抜けも向上している。2014年3月中旬に発売予定で、価格は未定だが、5万円弱になる見込み。