定額3,880円の内訳は、基本使用料の4,405円/月(2年契約)からUQ Flatツープラス おトク割 525円/月(最大25カ月)をひいたもの。適用条件などの詳細は同社のホームページで確認して欲しい。
なお、ハイスピードプラスエリアモード(WiMAX 2+/ au 4G LTE)で通信を利用した月のみLTEオプション 1,055円/月が加算され、4,935円/月となる。端末の購入に際しては、auスマートフォンとのセット契約を前提とした「auスマートバリュー mine」を利用することができる。同サービスを利用すると、auスマートフォンの月額利用料金が最大980円割り引かれる。
都内で使ってみた
UQコミュニケーションズによれば、WiMAXの人口カバー率は全国で94%、全国主要都市に絞ると99%に上るという(2013年11月末時点)。地下鉄のエリア化も進んでいる。2012年12月末には都営地下鉄全線がエリア化し、2013年5月末には東京メトロ全線のエリア化が完了している。その他の鉄道沿線、また地下街のエリア化も急ピッチで進められている。
2013年10月末からは、WiMAX 2+の対応エリアの整備も始まっている。まずは東京都環状7号線内側からエリアの範囲を拡大していく方針で、2014年3月末には東名阪で7,000局の基地局を設置予定だという。UQのホームページでは進捗状況が確認できる。生活圏内が対応しているか気になる人は、チェックしてみると良いだろう。
実際に使用してみた。前述の通り、本製品は3つの通信モードが利用できるトライブリッドモデルである。都内を移動しつつ、各所で2.4インチのディスプレイを確認してみたが、エリアに最適な通信方式が適宜、自動的に切り替わっていく様子が確認できた。地上ではSNSやメールの送受信、Webサイトの閲覧など、どこでも快適に通信できる印象。また都営大江戸線、東京メトロ東西線など地下鉄の乗車中にも通信してみたが、こちらも不都合なく利用できた。
WiMAX 2+では、どのくらいの速度が出るのだろうか。試しに、筆者の生活圏内にある中野駅前の喫茶店で何回か計測してみた。すると平均で下り33Mbps前後/ 上り6Mbps前後という結果が得られた。これならインターネットラジオや動画配信サービスなども、ストレスなく利用できるだろう。普段ならついパケット通信量を気にしてしまうこれらのサービスだが、WiMAXなら気兼ねなく思う存分楽しめる。その点でも嬉しく思った。
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