UQコミュニケーションズが提供するデータ通信端末「Wi-Fi WALKER WiMAX2+ HWD14」(ファーウェイ製)は、WiMAX2+に対応したモバイルルーターの最新機種だ。3つの通信モードが利用できるトライブリッドモデルで、スマホ給電やワイヤレス充電などにも対応する。本稿でレビューをお届けしたい。

WiMAX2+に対応したモバイルルーター、Wi-Fi WALKER WiMAX2+ HWD14。KDDI(au)の2013冬モデルとして発表された。写真は11月22日より発売が開始されたメタリックレッドモデル

仕様をチェック

Wi-Fi WALKER WiMAX2+ HWD14は、UQコミュニケーションズが提供する「WiMAX 2+」「WiMAX」およびKDDI(au)が提供する「au 4G LTE」に対応するモバイルルーター。2.4インチのカラーディスプレイを搭載しており、タッチ操作により各種設定がスムーズに行える。本体サイズは約62(W)×100(H)×15.5(D)(最厚部:約15.7)mmで、重量は約140g。

タッチ操作に対応した2.4インチディスプレイを搭載する。ホーム画面では累積のパケット使用量の確認も可能(写真右)

標準モードのハイスピードモード(WiMAX/WiMAX 2+)のほか、ハイスピードプラスエリアモード(WiMAX 2+/au 4G LTE)、ノーリミットモード(WiMAX)の3つの通信モードが用意されており、状況に応じて切り替えて利用できる。WiMAX 2+では下り最大110Mbps/ 上り最大10Mbps、WiMAXでは下り最大40Mbps/ 上り最大15.4Mbps、au 4G LTEでは下り最大75Mbps/ 上り最大25Mbpsの通信が利用可能だ。無線LAN規格はIEEE802.11b/g/n(LAN)、IEEE802.11a/b/g/n(WAN)をサポート。Wi-Fi機器の同時接続数は最大で10台となっている。

省電力で運用できる「ECOモード」や、約5秒で端末を起動できる「クイックアクセスモード」を用意する

バッテリー容量は3,000mAhで、本端末からスマートフォンへ給電することもできる。連続通信時間はWiMAX 2+利用時が約540分、WiMAX時が約570分、4G LTE時が約550分。連続待受時間はECOモード利用時が約950時間、クイックアクセスモード時が約27時間。専用ACアダプタを使用した際の充電時間は約170分で、専用機器の上に置くだけで充電できる「ワイヤレス充電(Qi)」にも対応する。

側面には最大32GBのmicroSD/ SDHCに対応したカードスロットを備える(写真左)。カラーバリエーションはメタリックレッドとブライトシルバーの2色で展開する(写真右)

気になる料金プランは?

WiMAXと言えば、定額で使い放題というのが大きな特長。本製品においてもハイスピードモード(WiMAX 2+/ WiMAX)や、ノーリミットモード(WiMAX)で運用した月は定額の3,880円で利用できる。