(C)2012「SPEC~天~」製作委員会

ギョーザ10人前をペロリと平らげる大食漢で、ニンニクのニオイがぷんぷん。IQ201で驚異の記憶力を持つものの、興味のないことにはまったくの無関心。そして異常なほどのKYだが、嘘くさい世間の常識をぶっ飛ばす胸のすく名セリフをさく裂させる。

究極の「ぶっ飛び女子」と言えばこの人、戸田恵梨香さん演じるあの当麻紗綾。映画『劇場版SPEC~結(クローズ)~ 漸ノ篇・爻ノ篇』が大ヒット公開中で、紗綾がスクリーンに帰ってきたのです。

映画を楽しみながら「いるいる、ああいう子」なんて客席の声が聞こえてきそうですが、そんな奇想天外な言動が目立つちょっと変わった「ぶっ飛び女子」の実態について、マイナビニュース会員300名に聞いてみました。

10人に3人が周りにぶっ飛び女子が「いる」

「ぶっ飛び女子」とは、一般と感覚のずれた『不思議ちゃん』や、怒らせると怖い『鬼女』など、奇想天外な言動が目立つ、ちょっと変わった女子のこと。まずは、「あなたの周りに『ぶっ飛び女子』はいますか?」と尋ねてみました。

「はい」と答えた人は91人。およそ30%の人が「自分の周りに『ぶっ飛び女子』がいる」という回答しています。やはり、けっこういるものですね。そんな彼女たちの出没エリアは、職場が圧倒的に多く78.0%。年代的には、紗綾と同じ20代が最も多く、約半数の49.5%を占め、以下、30代:28.6%、40代:11.0%、50代以上:8.8%と続いています。

職場に出没する20~30代女子――というのが、私たちの周りの「ぶっ飛び女子」の最大公約数的な姿のようですが、では、彼女たちは一体どのように奇想天外なのでしょうか?

その「性格」や「エピソード」を具体的に尋ねたところ、「ぶっ飛び女子」はおよそ4つのタイプに分類できました。

周囲から愛される「オモシロ系」

第1のタイプは「オモシロ系」。天然系や不思議ちゃんタイプで、存外周囲から愛されているようです。

・「いい歳なのに話すのが超スローで、ひらひらのスカートで跳ね回る。かわいいとは思うけど、恋愛対象としては……」(28歳男性/電力・ガス・石油/販売職・サービス系)

・「典型的な不思議ちゃん! 朝の会議で熟睡し、机で頭をぶつけて目が覚めた。でも平然としている。うらやましい」(31歳女性/金属・鉄鋼・化学/技術職)

・「語尾に必ず"ございます"をつける女子。理想の男性は宮沢賢治だって!」(31歳男性/学校・教育関連/専門職)

・「のんびり屋で、会長を平気でおじいちゃんと呼ぶ。ハラハラドキドキするけど、なぜかかわいくて許されている」(29歳女性/金属・鉄鋼・化学/秘書・アシスタント職)

理解不能でミステリアスな「謎系」

こうした不思議ちゃんぶりがさらにエスカレートして、理解不能なミステリアス行動で周囲を驚かせているのが、第2のタイプ「謎系」の「ぶっ飛び女子」です。

・「寝ながらご飯を黙々と食べるという特技(?)を持っている。養殖でなく本物の天然なので、周りから愛されている」(26歳女性/食品・飲料/専門職)

・「ゴスロリファッションで、自転車に乗ってパンツ丸見えでも気にしない」(47歳男性/情報・IT/技術職)

・「洗濯ずみのパンツがないからと会社を休んだそう。面白すぎる」(36歳男性/機械・精密機器/技術職)

「謎系」の「ぶっ飛び女子」たちも意外に嫌われておらず、なんだかんだと面白がられているようです。