発表会の最後に質疑応答の時間がもうけられ、記者団の質問に舟木氏が答えた。電子書籍市場における競合他社との状況について、舟木氏は「圧倒的にAmazonさんのシェアが大きいと認識している。この差を埋めていきたい」と回答。マルチプラットフォーム戦略について「個別にどのOSで、どのくらいのシェアを獲得していく」などの数値目標はもうけていないという。Androidタブレットを出したタイミングについては「競合他社に比べて遅かったと認識している。ただ、楽天では端末を売ることで儲けようという考えはない」と回答した。
電子書籍事業が黒字化する時期について聞かれると「残念ながら来年はまだ無理かと思っている」と回答。ただ、オーナー(三木谷浩史氏)からは「来年にでも黒字化したい」と言われているという。舟木氏は、個人的な見解として「4、5年の間には形にしたいと思っているが」と述べるにとどまった。
コンテンツ数について聞かれると「現状で18万点。サービス開始時にたくさん叩かれたので、正直あまりコミットしたくない」としつつ、「心配はしていない。順調に伸びていくのではないかと思っている。あくまで希望的観測だけど、年末には1年遅れですが20万冊くらいにはなっているのでは」と述べた。
(記事提供: AndroWire編集部)