米GoogleのEric Schmidt会長が、自身のGoogle+で「Ericが指南するiPhoneからAndroidへの乗り換え」と題した移行術を公開した。その内容すべてが役立つわけではないが、一部分は参考になることもある。ここでは、同氏が公開した移行術についてみていこう。
「最新のハイエンド端末は、スクリーンが大きく、より速く、より直感的なインタフェースを備えて」おり、「大勢の友人がAndroidに乗り換えて」いるという。また、iPhoneからAndroidへの乗り換えをPCからMacへの乗り換えになぞらえた上で、「世界の80%の人々がAndroidに賛同している」と述べている。
出展が明記されていないため、どの母集団に対して「80%」なのかは不明。日本国内の状況を見ると、OS別シェアではAndroidが約6割を占めており、現在スマートフォンを使用しているユーザーが機種変更をする場合、iPhoneからAndroidに機種変更というケースもあるだろう。こうした乗り換え指南も必要なことだ。
しかし、実際にそのステップを読んでいくと、すでにGmailをメインのメールアカウントとして使用していることが話の前提になっており、Gmailを使ったことのない人にとってはステップ1が少々遠い。また、通信事情や法律の違いにより日本ではそのまま参考にならない部分も多い。問題になるのは下記の2つのポイントだ。ただ、これらはGoogleやAndroidが原因ではないので、Schmidt氏にはどうにもしようのない部分ではある。