「PCみたいなタブレット」Surface 2
Surface 2はOSにWindows RT 8.1、CPUにNVIDIA Tegra 4を採用。従来比でCPUの消費電力は45%減、その上で処理能力は4~6倍向上している。バッテリ駆動時間は10時間以上だ。さらにUSB3.0端子を用意したことで、USBを介してデータをやりとりしたり、周辺機器を接続したりと、これまでの資産を活用できると語った。
日本マイクロソフトの小黒氏は、OSのWindows RT 8.1について「バグFIXを中心としたサービスパックではなく、機能拡張を豊富に用意したアップデート」であると強調。特に、社内リソースに個人デバイスからアクセスするためのBYOD機能を用意したり、サードパーティーのVPNクライアントをあらかじめ組み込むなど、ビジネス向けの機能が強化されている。これまで Surface RTはコンシューマ向けとして展開されてきたが、Windows RT 8.1では法人利用も強化する方針だ。
そのほかの強化点としては、カメラ機能が説明された。第1世代のフロントカメラとバックカメラはそれぞれ100万画素程度だったのに対し、第2世代ではフロントカメラで350万画素、バックカメラで500万画素へと画素数が大幅に増加。明るさのハンドリング性能も向上し、暗い場所でカメラを利用すると自動的に明るさが調整されるようになった。現場の状況をカメラで撮影してSharePointにアップするなど、さまざまな場面で活用できると語った。
Surface 2向きのアクセサリ類としては、Bluetooth 4.0で接続するワイヤレスマウス「Arc Touch Mouse Surface Edition」や「TouchCover/TypeCover」(第1世代と第2世代)をワイヤレスで利用できる「Wireless Adaptor for Typing Covers」(Bluetooth 3.0で接続)が紹介された(すべて発売日未定)。
TochCover2についてはブラックのみの展開で、厚さを第1世代の3mmから2.8mmへと0.2mm薄くし、さらにバックライトを搭載。タッチセンサーの数も80から1,092へと大幅に増やすことで、入力時の精度が向上しているという。
最後に、Surface Pro 2とSurface 2の法人向けサポートについて言及。コンシューマ向けと同じく無料の限定保証に加え、法人向けには1年間の限定保証を3年間に延長する「延長ハードウェアサービスプラン」と、3年間の限定保証に加えて不慮の事故による損傷にも対応できる「ADH付き延長ハードウェアサービスプラン」が有償で用意されている。