韓国では、11月9日に民放のSBS(ソウル放送)が3D放送を開始した。また、来年からは4K放送が始まる。こうした背景があるためか、テレビの販売にも熱が入っているように感じられた。

こちらは100インチの大画面に映像を投影できるプロジェクター。壁と55cm離せば利用できる。日本から輸入したモニターとセットで1000万ウォン(約100万円)

Optimus Vu;3も登場

日本ではNTTドコモから販売された、LGエレクトロニクスの「Optimus Vu;」。本国では、シリーズ3モデル目となるOptimus Vu;3がお目見えしていた。

シリーズ3モデル目となる、Optimus Vu;3。画面比4:3の特長を受け継いでいる。タッチペンは収納できるようになった

専用カバーも用意されていた(写真左)

スマホ連携できる家電

3階には、スマートフォンと連携できる家電製品が展示・販売されていた。説明を受けたのは、Android OS端末と冷蔵庫が一体化した最新製品。近所のスーパーマーケットと連携しており、ディスプレイ上で注文した食品が自宅まで届けられるサービスを利用できるという。

Android OS端末と冷蔵庫が一体化した最新製品。ディスプレイ上で注文した食品が、自宅まで届けられる

Android端末には、家族に宛てたメッセージなどを残していくことが可能。手書き文字や、録音にも対応している。メッセージはスマートフォンに転送することも可能だという。価格は400万ウォン(約40万円)で、新婚夫婦などを中心に売れているとのことだ。

天気などの情報を取得することも可能(写真左)。価格は日本円で約40万円する

同フロアには、スマートフォンと連携できるドラム式洗濯機も置かれていた。この製品は、故障した際に洗濯機が自己診断をして、故障箇所を特定する「スマート診断」機能を搭載する。250項目の中から自己診断し異常を見つけ、音声信号に変換するという。ユーザーは、その音声信号をスマートフォンを介して診断センターへ送るだけで良い。日本では、まずサービスマンが現場を訪れ、故障箇所を特定しなければならない。この手間が省けるわけだ。

スマートフォンと連携できる、ドラム式洗濯機

韓国では、アフターサービスが充実しているという。LGエレクトロニクスでは、受付から24時間以内にユーザーの元に訪問することを鉄則にしている。このスマート診断機能は、こうした文化が背景にある国ならではのものだろう。店内にはこのほかにも、スマートフォンと連携できる面白い電化製品が多数、販売されていた。家電業界が元気な韓国が、少しだけ羨ましくなった。

スマートフォンと連携できる電気炊飯器など

(記事提供:AndroWire編集部)