筆者は11月のとある秋晴れが気持ち良い日に、韓国ソウル市内にあるLGエレクトロニクスの旗艦店「LG bestshopカンナム本店」で取材する機会を得た。店内ではスマートフォンの最新機種のほか、スマートフォンと連携できる家電機器など、興味深い製品が展示・販売されていた。本稿で紹介していこう。

韓国ソウル市内にある、LG bestshopカンナム本店。エントランスに配置された、4階にまで伸びる立体的なディスプレイ「メディアポール」が来場者を出迎える(写真右)

1階はショールーム

店内では、スタッフに説明を聞くことができた。都心の一等地にある同店。ソウルの若者のランドマーク的な存在にもなっているという。1階はLGエレクトロニクスの広報館(ショールーム)。今夏のフラッグシップモデル「LG G2」や100インチを超える大型ディスプレイのほか、スマートフォンと連携できるCDプレイヤー、3Dディスプレイで遊べるレーシングゲームなどが置かれていた。

5.2インチのディスプレイを備える今夏のフラッグシップモデル、LG G2

背面に電源ボタンと音量ボタンを備える(写真左)。専用カバーを閉じると、小窓が小型ディスプレイに早変わりする(写真右)

NFCによりスマートフォンと連携できるCDプレイヤー(写真左)や、3Dディスプレイで遊べるレーシングゲーム(写真右)なども展示されていた

2階はディスプレイ

2階にはテレビ、ディスプレイ製品とスマートフォンが並ぶ。エスカレーターでこのフロアに上がったときに、まず最初に目に留まるのがディスプレイの湾曲した佇まいが美しいテレビ。1227万ウォン(約122万円)もするこの製品だが、月に4~5台は売れているという。

湾曲したディスプレイが美しいテレビ(写真左)。横から見ると、幅がかなり薄いことに気が付く(写真右)

この店では、55インチの製品が主力になっているという。中には4Kの超高画質でテレビが見られる84インチの製品も展示・販売されていた。価格は2500万ウォン(約250万円)と車が買えるほど高額だが、こちらの製品も月に2台は売れているという。

フロアには商談スペースも完備されている(写真左)。約250万円する、4K対応の84型テレビも展示(写真右)。月に2台は売れているという

ちなみに、LG bestshopカンナム本店の売り上げは月に30億ウォン(約3億円)。このうち、テレビの売り上げが占める割合は40%にも上るそうだ。