今回のテスト機「Inspiron 14 7000 プレミアム フルHD」モデルの液晶は、解像度がその名の通り1,920×1,080ドット、タッチパネルを搭載している。視野角はパーフェクトとはいえないまでも、数人で動画を見る程度には問題のないレベル。斜めから見ると明暗がやや変化するが、色調は正面から見たときの印象がキープされている。

フルHD解像度のタッチパネル液晶。表面はCorning Gorilla Glass NTBによって保護されている

パネルの種類は公開されていないが、斜めから見たときの色調の変化は少ない

インタフェースは種類、数ともかなり控えめだ。前面はインジケータのみで、背面に端子類は何もない。もっとも、ごてごてと周辺機器を繋げてケーブルまみれで使うのは、このマシンのコンセプトの対極にある姿。Wi-FiやBluetooth接続の周辺機器を利用することを前提に、必要最小限のものが備わっていればよしとみるべきだろう。

左側面にAC電源、HDMI、PowerShare対応のUSB 3.0。右側面にUSB 3.0、SDカードスロット、ヘッドフォン/マイク兼用端子。両側面の中ほどにスピーカーが見える

キーボードはアイソレーションタイプで、キートップの色はボディと統一感のあるシルバー。キーピッチは公開されていないが実測値で19mm程度。ストロークは薄型化の影響もあってか若干浅めだが、許容できる範囲だ。剛性もまずまずで、意識して強い力で押さない限りはたわむこともない。

レイアウトに関しては、文字キーは均等な大きさでまったく問題がないのだが、右端の[Enter]と[Back Space]キーが極端に細いことについては苦言を呈しておきたい。日常的にメールやSNSで短文を打つ程度であれば、大きな問題にはならないと思うが、慣れるまでは違和感を覚えるかもしれない。

上部のファンクションキー(F1~F12)は、標準ではキートップに記されたアイコンの動作が割り当てられている(F1なら消音、F12なら輝度アップなど)。通常のファンクションキーとして使いたいときは(F10で半角英数に変換など)、左下の[Fn]キーを同時に押す必要がある。なお、この割り当てはBIOSで通常の動作に変更できる。

[Enter]と[Back Space]キーの幅が狭い。タッチパッドはこの7000シリーズより、クリックボタン一体型となった

LEDライトが仕込まれている。F10キーで明るさを3段階に変更可能

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