――冨樫監督の猛特訓もあったそうですね。監督はどのような方ですか。

怖くて…優しい時はちょこっと優しい(笑)。私がお芝居できなくて、なかなか分からない感じでお芝居したときは、『もっと考えなさい!』って。言われた時は落ち込みます。この役に合わなかったなぁとか思って。でも、お芝居とまっすぐ向き合おうって思って、がんばりました。

――親元を離れて、山形県で52日間の撮影でした。いちばんつらかったことは?

やっぱり、親と離れたことです。嫌だなと思いました…。でも、上戸さんがとっても優しくて、本当のお母さんみたい。撮影現場の近くにお菓子コーナーがあったんですけど、そこに一緒に行ってお菓子を食べたりだとか。ずっと一緒にいました。

――憧れの女優は?

今回、一緒になった上戸彩さんと岸本加世子さんと泉ピン子さんと小林綾子さん。泉さんは、私がまだ新人で、監督や助監督さんにもなんにも言えないので、そんな私を見て、私の言いたいことを言ってくれたことがありました。とても優しい方です。岸本さんには、お芝居の中では叩かれたりするんですけど、本当はとても優しくて。『叩いてごめんね』とか『本当はやりたくないんだよ』ってずっと言ってくださる人です。

――好きな歌手は?

韓国の2NE1です。マネージャーさんが前から2NE1が好きで聴いてて、それを教えられて。『これ、いいだろ~?』って言われて、『あ~、いいね!』ってなりました。日本の歌手ではSMAPさんとAIさんです。

――それでは濱田ここねさんがどんな人か、好きなものを中心に教えてもらえますか。

好きな食べ物は、海ぶどうと白魚の踊り食い、数の子と綿菓子です。嫌いなものはありません。好きなお母さんの料理は、トムヤムクン、空芯菜の炒めもの。好きな色は、ネオンカラーです。今、欲しいものはiPhoneとiPodと原宿でいつも私が行っているお店のお洋服。それとハイヒールです(笑)。好きな給食は、揚げパンと青リンゴゼリーとフルーツポンチとカレーライス。学校では、プリクラとドッジボールがはやっています。

――それでは、最後にメッセージをお願いします。

おしんのつらい気持ちや悲しい気持ち、楽しい気持ちやうれしい気持ち。私ぐらいの年齢の人たちに昔の人がどれだけつらい思いをして生きていったのかや、どれだけ苦労して働いてきたかを皆さんに知っていただきたいと思います。

――このまま女優を続けたいと思いますか。

今、考え中です。女優さん以外だと…メイクさんになりです!