「マイナビ Presents eスポーツ JAPAN CUP」の会場には、ロックバンド・爆風スランプのボーカルであり、「Naturals HOKKAIDO」のオーナー代行のサンプラザ中野くんも姿を見せていた。「eスポーツ」の魅力について強く惹かれたという彼に、「eスポーツ」の魅力について話を聞いたので、 「eスポーツ」って何? という人は、ぜひ読んでいただきたい。
――「eスポーツ」のどんなところに惹かれたのでしょうか?
時代性として明らかにコンピューターゲームが、モータースポーツの次に来るのはこれだと感じたことにあります。ゲームがうまい若者たちは、日本にいっぱいいますが、その子たちが「俺、ゲームで食べていけるかも」という夢を追える場を作らなくてはと思い、北海道の友人に声をかけて、今に至ります。
――夢というのは?
僕がロックバンドを始めた頃はバンドをやっていたら「不良だ」と言われたり、「ロックで飯は食っていけない」「ロックで食えるわけがない」と言われていた時代なんですが、現在、日本でゲームプレイヤーに向けられている世間の目が、そういった時代にとても似ていると思います。僕自身も白い目を見られていた身としては、そういった子たちの出口を作ってあげたいんですよ。
――日本のゲームフリークに対するイメージはネガティブなイメージが先行していると思いますが、「eスポーツ」に参加しているプレイヤーたちはどんな人たちなのでしょうか?
延々とゲームをやっている"ゲーム廃人"というイメージを持っていると思われると思いますが、「eスポーツ」は競技なので、彼らは競技で勝つためにやっている。練習ではフィジカルでアスリートたちがやっていることと同じような練習をしています。ですから、体力、健康、精神を鍛えていて、アスリートのようなストイックさをもっています。なので、甘い清涼飲料水を飲んで、家から一歩も出ずに日がな一日ダラダラとゲームをしているという怠惰なイメージとは、まったく違います。健全性というか青春の爆発というか、一般の人たちには理解してもらえるようになればいいなと思います。
――「eスポーツ」の今後については?
海外では次の世代のスポーツになってしまっているので、若い世代の心を掴みたいなら、これにタッチをしておいたほうが企業にとってはプラスになると思います。年をとられた方にも、「eスポーツ」には、脳の活性化だったり良い面がいっぱいあります。そして50ぐらいの世代は、インベーダーインベーダー、そしてファミリーコンピューターなどで育っているので、産業的にも魅力があると思います。
――最後に一言お願いします
Why don't you access our generation?(笑)