エプソンは11月1日、A4シートフィードスキャナの新製品として、従来比約46%の省スペース化と毎分26枚の高速スキャンを実現した「DS-510」、スマートデバイスとの連携を可能にしたWi-Fi搭載モデル「DS-560」、毎分60枚の高速スキャンに加え80枚もの大容量給紙を実現した業務用モデル「DS-860」の3機種、および作業効率化に貢献する「ネットワークインタフェースユニット(DSBXNW1)」を発表した。各モデルの概要については、以下の別記事を参照いただきたい。
■エプソン、小さく速くなったA4ドキュメントスキャナ「DS-510」「DS-560」 ■エプソン、ADF容量80枚・最大60枚/分のA4ドキュメントスキャナ「DS-860」
発表会冒頭では、エプソン販売 取締役 販売推進本部長の中野修義氏が、スキャナ市場に対するエプソンの取り組みについて現況を語った。一時「自炊」という言葉ととも「自分自身で書籍・雑誌などをスキャニング」するムーブメントがあったが、市場トレンドとしては減少傾向にあるという。
一方で、各種クラウドサービスとの連携、スマートフォンやタブレットとの連携が伸びるのではないかと分析。その傾向は一般ユーザーのみならず、法人ユーザーにおいても当てはまるだろうという見通しを示した。
すでにエプソンでは、「Epson Connect」と呼ばれるPCや周辺機器、時計などのガジェットを横断的につなぐモバイル・クラウドサービスを展開しており、今回のラインナップにおいてもその流れが色濃く反映されている。個人ユースから法人ユースまで、幅広いニーズに応えるドキュメントスキャナのラインナップ強化、そして、よりカンタンにユーザーが使いこなせるよう、専用アプリケーションの提供やスマートデバイスとの親和性。その課題に応えるのが、今回の「DS-510」「DS-560」「DS-860」と、「ネットワークインタフェースユニット(DSBXNW1)」というわけだ。