WebページのURLをすぐに端末に送れる「Google Chrome to Phone」

今PCで見ているWebサイトをスマートフォンでもすぐに見たい時、役に立つのが「Google Chrome to Phone」だ。あらかじめ本アプリをインストールし、PCのWebブラウザー「Google Chrome」にも同名の拡張機能をインストールしておくことで利用できる。

「Google Chrome to Phone」でURLの共有が楽々

端末側でアプリを起動してGoogle アカウントを使ってログインし、PC側では拡張機能で同じようにログインすることで端末とPCがひもづけられる。その後はPC側のツールバーのボタンをクリックするだけで、表示中のWebページのURLを端末に送信できるという仕組み。外出直前に目的地までの地図のURLをスマートフォンに送っておきたい時や、移動中にニュース記事をじっくり読みたい時、あるいはWebサイトを作ってスマートフォンでの表示もチェックしたい時などに活躍する。

PC側で使っているのと同じGoogleアカウントを選択

URL受信時に自動でリンク先を開くか、手動でタップして開くようにするかを選べる

PCブラウザー上でボタンをクリックすれば、すぐにURLが送信

手動でリンクを開くよう設定した場合は、通知パネルに届く項目をタップすればアクセスできる

送信したURLは履歴としてアプリ内に記録され、当日、過去1週間、先月といった期間ごとに絞って一覧できるようになっている。いつどのWebページを見たのか振り返って確認しやすく、使い方によっては簡易的なブックマークや備忘録として、メモするような感覚で使うこともできるだろう。URLを送信すると、端末側でそのWebページに自動でアクセスさせることもでき、PCでサクサク検索して実際のページはスマートフォンで見る、といった応用もできそうだ。

使い方次第で便利なツールになるものの、現在はAndroid版の「Chromeブラウザ」に他の端末で開いているページを同期する機能が実装されたため、積極的に利用する意義は薄れ始めているかもしれない。とはいえ、スマートフォンで見たいページを都度送信するという操作方法はわかりやすく、履歴も参照しやすいことから、まだしばらくは活躍の場が残るのではないだろうか。

(記事提供:AndroWire編集部)