寝転がってスマホやタブレットでゲームをする――それが筆者の日課である。

で、その場合、うつ伏せか仰向けかを選ぶわけだけど、どちらにしても体勢に無理があって、長時間にわたって維持するのは難しい。仰向けは楽なんだけど、端末を持つ手がどうしても疲れてくるし、うつ伏せの場合は手は楽なんだけど、背中を無理にそらした姿勢を長時間保たなければいけないので体に負担がかかってしまう。

それで結局は「うまくいかないもんだなぁ」とブツクサ言いながら、普通に椅子に座って操作するはめになるというわけだ。そう、だいたい毎回こんな感じなのだ。

そんな折、筆者にとって夢のような製品が登場したという話を小耳に挟んだ。それを使うと、寝転がったまま超快適にタブレットが操作できるらしい。これは朗報! ちょうど編集部に物があったので、借りて試してみることにした。

届いたダンボールを開封してデカさに驚いた

早速編集部から届いたダンボールを開封して驚いた。

goron

デカい……!

なんだこれ、デカい。何となく、タブレットを支える小さな台みたいなものを想像していたので、あまりの大きさに驚いてしまった。

裏返してみた

側面から

逆から

この巨大なクッション(?)の名前は「goron」。"ゴロン"と読む。その名の通り、ごろんと横になって快適にタブレットが操作できるという触れ込みのクッションで、価格は19,800円。三陽プレシジョンが開発、販売を行っている。東京ゲームショウ 2013でも展示され話題になったことを覚えている人もいるだろう。その話題のクッション(?)を早速使ってみよう。

ロゴはかっこいいんだけど、やってることは"寝転がってタブレットを触る"というインドア人間の極み

まずは説明書を見ながら、どうやって使うのかを理解していく。といってもgoron自体の構造はシンプルで、簡単にいえば「クッション」と「アーム」が一緒になった製品だ。この「アーム」部分にタブレットを取り付けることができ、クッションに寝転がりながら楽な体勢で操作できるというわけ。

クッション部分は手で倒すとカチカチカチという音とともに倒すことができ、角度をある程度自由に調整できる。リクライニングシートみたいなものと思えばいい。角度調整が終わったら、今度は「アーム」にタブレットを接続する。

クッションを倒して角度調整する

アームにはタブレットを挟み込んで固定するためのホルダーがついており、こいつを調整することでさまざまな大きさのタブレットに対応できるようになっている。

アームについているホルダーでタブレットを固定する

初見だったのと、筆者の理解力がないのとで、最初は構造を理解するのにやや手間取ったが、わかってしまえば簡単だ。取り付けるのに、ドライバーとかクランクとか、そういう道具も必要ない。

装着にやや手こずった

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