ScanSnap Connect Applicationを使う

ここまで準備ができたら、アプリからスキャンを実行してみよう。基本的な使い方は、iX500に原稿をセットして、iPhoneで起動した「ScanSnap Connet Application」の「Scan」ボタンをタップするだけだ。ただちにスキャンを開始し、ほとんど待つこともなく読み取ったデータがアプリに転送される。ファイル一覧にPDFファイルが表示されたら、読み取り完了だ。

アイテム(ファイル一覧のPDFファイル)をタップすると、共有を行うためのパネルが表示され、AirDropを利用してほかのiOS端末と共有したり、ほかのアプリへ送ったりできる。iX500で読み取ったスキャンデータを、EvernoteやDropbox、Googleドライブなどのクラウドサービスにアップロードすることや、GoodReaderなどのビューアアプリに送ってPDFに注釈を付けることも、簡単に行えるわけだ。

(1)「Scan」をタップする

(2)スキャンを開始すると同時に、読み取ったイメージが次々に送信されてくる

(3)転送が終了すると、一覧にファイルが追加される

(4)追加されたファイルをタップすると、AirDropや送り先のアプリ一覧を表示

「編集」ボタンをタップすれば、ファイルの削除やファイル名の変更も可能だ。不要になったファイルを処分したり、分かりやすい名前に変更してからアプリに送りたいときに利用しよう。

(5)「編集」ボタンをタップすれば、ファイルの削除やリネームが可能

(6)削除したいときは「OK」をタップ

(7)リネームしたら「OK」をタップ

スキャンデータのPDFファイルを確認したいときは、ファイルの右端に表示されている矢印をタップすると、ビューア画面が開く。フリックすれば前後のページに移動し、「編集」ボタンで表示ページの回転や削除が可能だ。また、画面下部の矢印ボタンをタップすると、メール送信や印刷も行える。スキャンした原稿を閲覧するだけなら、ScanSnap Connect Applicationだけで足りるケースも多いだろう。

(8)ファイル名の右端にある矢印をタップすると、ビューアが起動して内容を確認できる

(9)「編集」ボタンをタップすれば、ここでも簡単な編集が可能だ

(10)ゴミ箱のアイコンをタップしたところ。ゴミ箱アイコンを再度タップすれば、削除をキャンセルできる

(11)回転をタップすると、ページを左右90度ずつ回転できる

(12)画面下部の中央にある矢印のボタンをタップすればメール送信や印刷も行える

スキャン設定をカスタマイズする

ScanSnap Connect Applicationでは、画質やカラーモードを指定してスキャンすることも可能だ。歯車のアイコンをタップしてさらに「読みとり設定」をタップすると、読みとりモードやファイル形式などをカスタマイズできる。50枚以上の原稿をスキャンしたいときは、継続読みとりを有効にしよう。原稿を分割してスキャンしても、1つのファイルにまとめられるようになる。また、保存するファイル形式にPDFではなくJPEG形式を選択することや、ファイル名を指定して取り込むことも可能だ。

(13)歯車のアイコンをタップして「読みとり設定」をタップする

(14)スキャナの設定が表示される。画質や読みとりオプション、ファイル形式などを変更可能だ

iPadもまったく同じ操作

なお、ScanSnap Connect Applicationはユニバーサルアプリのため、iPadからも利用できる。画面のレイアウトが少し違うだけで、使い方はiPhoneでのScanSnap Connect Applicationとまったく同じだ。

iPadで起動したScanSnap Connect Application