3DMark v1.1.0(グラフ5~15)

FutureMark
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次は3DMark。実は最近FutureMarkからSysytemInfo 4.2.1がリリースされたが、これをインストールすると3DMarkが立ち上がらなくなった。というわけで今回このSysytemInfo 4.2.1はインストールしていない。

グラフ5~9がOverall、10~15が実フレームレートである。ということでまずはIceStorm(グラフ5)だが、ここではGraphics ScoreこそR9 290XがGTX 780を上回っているものの、Physics Scoreが下回っているという事でトータルではやや水をあけられている。この傾向はExtreme Profile(グラフ6)でも同じである。

CloudGate(グラフ7)も同じ傾向だが、こちらではGraphicsの性能差が大きい事もあって、Overallではかなり差を詰めてきている。そしてFireStrike(グラフ8)では、相変わらずPhysicsでは低いスコアなものの、GraphicsとCombinedで大差をつけてR9 290Xが優勢であり、これがOverallにも反映された形だ。FireStrike Extreme Profile(グラフ9)でもこの傾向は変わらない。もちろんグラフィックの負荷が増えた分、GTX 780との絶対的な性能差はぐんと縮まっているが、相対的な性能差という意味ではあまりグラフ8と変わらず、そんなわけでOverallでもR9 290Xが優位である。

では具体的に、ということでそれぞれのフレームレートを見てみる。グラフ10がIceStormで、ここはR9 290XとGTX 780がGraphics Testでは互角。Physics Testで差がついた感じである。

IceStorm Extreme Profile(グラフ11)では、GT1/GT2では明確にR9 290Xが有利だが、その分Physics Testで落ち込んでいる印象だ。CloudGate(グラフ12)も似た感じである。FireStrike(グラフ13)やFireStrike Extreme Profile(グラフ14)では、特にGT1/GT2の性能差がさらに大きくなっている印象で、Combinedでもまずまずの性能差なのに、Physicsが大きく水を空けられている印象である。

なんでこんな事に? ということで、IceStormにおけるPhycics Testのフレームレート変動をまとめたのがグラフ15である。振動が大きくて太い線だと見難いので、これのみ線の太さを変えてある。

さて、GTX 770/GTX 780は、171fpsと176fpsの間を見事に振動している印象で、ここからはみ出す事はあまりない。ところがHD 7970やR9 290Xでは大きく変化しており、特に前半10秒は160fps前後で推移している。

後半10秒では最大185fpsを超える数字を出しているが、平均すると175fps前後で、ここではGTX 770/780と明示的な差は出にくい。結局前半10秒が妙に低迷しているのがそのまま平均フレームレートに反映されてしまった形だ。ちなみに他のテストでもフレームレートの絶対値こそ異なるものの、妙に変動しているところは一緒で、これはもうこういう傾向になるのだ、と判断すべきなのだろう。

そんな訳で、Graphics TestやCombined TestではR9 290XがGTX 780を明確に凌いでいるものの、Physics Testでは低迷しており、結果として互角の結果になっているという形だ。

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