質疑応答で、Windows RTが停滞しているのではないかという指摘に、Hall氏は「Windows RT 8.1は素晴らしく、まったく停滞していない」と強調。藤本氏は、「(初代の)Surface RTは皆さんが思っているよりもはるかに売れている」としており、Surface 2にも期待を寄せる。

マイクロソフトでは、従来製品も併売していく考えで、Surface RTが34,800円から、Surface Proは89,800円から、という価格で販売する。また、12月末までは、期間限定でSurface Proを1万円値引きし、79,800円から、という価格にする。

既存製品は併売

新製品の価格。法人向けのPro 2はOfficeが付属しないため、2万円安い

購入者には、SkyDrive 200GBが2年間無料で利用できる。さらにSkypeも、世界61カ国ん固定電話(米中など一部の国は携帯電話も可)に音声通話ができる有料プランが、1年間無料で利用できる。また、国内20万カ所を含む世界中で利用できる公衆無線LANサービスSkype Wi-Fiも利用できる

Windowsストアアプリはまだ発展途上だが、必要なアプリはそろっている、とアピール

PowerPointのようなOffice製品ももちろん利用できる

高度な動画編集、3Dゲームなども快適に遊べる点をアピール

表参道ヒルズに期間限定のSurface Shopをオープンして「表参道ヒルズジャックをする」(樋口社長)

タブレット市場は、iPadの独走に対してAndroidタブレットが追従する形だが、Windows 8.1の登場やPCにもタブレットにもなる「2 in 1」タイプの製品の拡大で、Windows陣営の拡大も期待されている。藤本氏は、iPad Airに対してSurface 2は十分に対抗できる、という意向を示し、樋口社長も、Surface 2/Pro 2の登場で、市場の活性化を図り、Windows陣営を盛り上げていきたい意向を示している。

Surface 2

Surface Pro 2

初代のSurface Pro(手前)とSurface Pro 2。背面のロゴ以外の変化はあまりない

左はSurface 2。こちらのほうは薄く、軽い

Surface 2(左)とSurface Pro 2。USBポートの位置など、一部違いがある