2013年10月時点ではAndroid用のアプリが配布されているが、すべての機能が利用できるスマートフォンは現時点では同社の「GEAK Mars」「GEAK Eye」のみ。製品発表時はAndroid OS 4.3以上対応と言われていたが、Samsungの「GALAXY Note 3に」アプリを入れてみたところすべての機能は動かなかった。
スマートフォンアプリ「GEAK Sync」を使いAndroidスマートフォンと「GEAK Watch」を接続すると、スマートフォン側のSMS、スケジュール、連絡帳(電話帳)を同期し「GEAK Watch」で見ることができる。またスマートフォン内の写真を個別に「GEAK Watch」へ転送することも可能だ。また「GEAK Watch」の各種設定を行うこともできる。そして「GEAK Watch」用のアプリストアも利用できるはずだが、今回試した状況ではアプリストアは起動できなかった。端末が対応していないか、アプリストアがまだ用意されていないのかは不明である。なおアプリは中国語のみ、起動時に携帯電話を使ったSMS認証が必要だ。
「GEAK Watch」側にプリインストールされているアプリは前述した4つに加え、睡眠管理、電卓、連絡帳、カレンダー、ギャラリー、ボイスメモ、音楽、リモートカメラ、FMラジオ、Syncメッセージ。リモートカメラはスマートフォンのカメラのビューファインダーとシャッターになるが今回の環境では利用できず。連絡帳からの通話発信も利用できなかった。また睡眠管理、FMラジオはアイコンだけで起動すると「Comming Soon」の表示だけで、まだアプリとしては利用できない。
本体右上のショートカットボタンは「GEAK Watch」利用中のあらゆる画面で音楽、ボイスメモ、電卓、フライトモードON/OFFを利用できる。よく使う機能がまとめられているが、現時点では他のアプリへの入れ替えはできないようだ。
数日利用した感想は、ソフトウェアの開発が追いつかぬままとりあえず発売してしまったという印象を受ける。とはいえ本体の作りは腕時計型の端末としてはギリギリ許容できるだけの質感と仕上げだ。新興メーカー最初の製品ということもありまだ製品レベルは低いものの、今後の後継モデルの発売に期待が持てる、そんな可能性を感じた。
(記事提供:AndroWire編集部)