ここではベンチマークを使って性能を確かめていく。今回の試用機のスペックをおさらいしておくと、CPUは6コア12スレッドのCore i7-4960X Extreme Edition(3.60GHz)、メモリは16GB、グラフィックスはGeForce GTX 770 2GB、ストレージは2台の256GB SSDでRAID 0を構築している。直販価格で429,450円となるかなりのハイエンド仕様だけに、ベンチマークの結果も高いスコアが期待される。
テストに使用したのは、3Dベンチマークソフト「3DMark」、PC全体の性能を測定する「PCMark7」、人気のMMORPG「ファイナルファンタジーXIV 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編」、ストレージのデータ転送速度を測定する「CrystalDiskMark v3.0.2f」の4種類だ。
■PCMark7 | |
PCMark score | 5805 |
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Lightweight score | 6620 |
Productivity score | 5048 |
Entertainment score | 5840 |
Creativity score | 7251 |
Computation score | 7018 |
System storage score | 5588 |
■3DMark | |
Fire Strike | 7086 |
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Cloud Gate | 25617 |
Ice Storm | 154415 |
■ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編 | |
1280×720【高品質(ノートPC)】 | 21887 |
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1920×1080【高品質(ノートPC)】 | 15543 |
1280×720【最高品質】 | 18204 |
1920×1080【最高品質】 | 11844 |
「GeForcee GTX 770」は最上位クラスのGPUではないが、ベースクロック1,046MHz、メモリクロック7,010MHz相当、CUDAコア1,536基と十分にハイエンドと呼べるもの。自動オーバークロック機能「GPU Boost 2.0」も備え、最大で1,085MHzまでGPUクロックが上昇する。その性能の高さはベンチマーク結果を見ても明らかで、ほとんどのゲームをフルHD解像度で遊んでも不満が出ることはないだろう。
CPUやグラフィックの性能もさることながら、特筆すべきはストレージのデータ転送速度だ。SSDのRAID0構成ということもあり、シーケンシャルリードで851.4MB/秒と単体のSSDでは到底出せない速度を叩き出している。
参考までにWindows 7のエクスペリエンスインデックスも掲載する。CPUの7.8以外は、すべて最高スコアの7.9を記録した。
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