今後の可能性に期待大の音楽プレーヤー「Google Play Music」
端末に保存している音楽ファイルを管理、再生できるのが「Google Play Music」だ。対応ファイル形式はMP3/AAC/WMA/FLAC(320kbpsのMP3に変換される)/ALAC(Apple Lossless)の5種類で、現在メジャーと思われるフォーマットはほぼ網羅。ジャンルやアーティスト、アルバムなどごとに自動分類して一覧し、再生できるほか、プレイリストを作成して自分好みの順番で楽曲再生が行える。
音楽ファイルの転送は、端末とPCとをUSBケーブルで接続して行う。PCにインストールした「Android File Transfer」と呼ばれるアプリケーションから音楽ファイルを手動コピーすることで、「Google Play Music」アプリ上で扱えるようになっている。
ただし残念なことに、現在日本のユーザーは「Google Play Music」が本来もつ機能の半分程度しか利用できない状態だ。というのも、「Google Play Music」で最も特徴的な機能であるクラウドへの音楽ファイルのアップロードに日本は対応していないため。本来は、最大2万曲(1曲あたり300MBまで)をGoogleの大容量のクラウドサーバーへアップロードし、「Google Play Music」を利用できるすべての端末の自分のアカウントから、同じ音楽ファイルにインターネットを介してアクセスできる機能を備えている。
別途購入したり、ダウンロードして入手した楽曲を1台1台の端末にコピーする必要がなく、とりあえずクラウドに一度アップロードしておけば、いつでもどこでも、ネットにさえつながっていればどの端末からでも音楽を楽しめるのは、計り知れない魅力がある。しかし、現在は海外のユーザー向けにしかこの機能は提供されておらず、国内からは基本的には利用できないことから、日本での正式なサービス提供も期待したいところだ。
(記事提供:AndroWire編集部)