そして総合が、以下の通りだ。

デベロッパー総合部門

Aブロック(リザルトタイム/モデルポイント総合プロット表:画像40)

優勝:ARASHI50(競技部門2位、モデル部門エクセレント)
準優勝:チーム六文銭(競技部門10位(注1)、モデル部門ゴールド)
3位:品川レーシング(競技部門5位※1、モデル部門4位(注2)(モデル評価B))

Bブロック(リザルトタイム/モデルポイント総合プロット表:画像41)

優勝:追跡線隊ICSイエロー(競技部門2位、モデル部門エクセレント)
準優勝:Project VDM(競技部門1位、モデル部門4位(注2)(モデル評価B))
3位:追跡線隊ICSレッド(競技部門4位、モデル部門3位)

注1:公式発表の順位ではないが、筆者が会場で発表されたタイムから集計したランキングによるもの
注2:公式発表されたリザルトタイム/モデルポイント総合プロット表から筆者が推測した順位(モデル部門の順位は4位以下は数値としては公式発表はされない)

画像40(左):Aブロックのリザルトタイム/モデルポイント総合プロット表。縦が競技部門の順位を表し、横がモデル部門の順位を表す。画像41(右):Bブロックのプロット表

というわけで、Aブロック競技部門1位の「飛べ! ぼくらの夢ヒコーキ」が-15.7秒、同じくBブロックの「Project VDM」が-12.4秒と、ともに素晴らしいタイムだと思うのだがいかがだろうか。他地区を見ると、確認できたところでは(未公表だったり日程的に地区大会がまだ開催されていなかったりする)、強豪地区の東海では「DisplayG」(デンソー)が-17.6秒を記録。同じく強豪地区の南関東では、「left hand」(日立製作所 ITプラットフォーム事業本部)が-13.4秒という具合。

同じコースレイアウトではあっても、各地区の会場ごとに照明などの環境は微妙に異なるので何ともいえないが、飛べ! ぼくらの夢ヒコーキもProject VDMも結構いいタイムを出していると思う。東京地区は総合優勝を毎年祈願しているが果たせていないので、今度こそ期待したい。

また少し気がかりなところが、モデル部門でA評価がなかったこと。CS大会は当然モデルが優れたチームが各地から選ばれてくるわけで、もっとブラッシュアップが必要だろう(CS大会はCS大会でまた別の審査員がモデル審査を行う)。それとモデル部門に関しては、Bブロックの上位3位を追跡線隊(戦隊ではなく線隊)が独占したのには驚かされた。この3チームは実力派なのだが、毎年必ず戦隊戦士のコスプレをする東京地区大会の名物チームの1つ(3チームあるけど)でもある。

しかも今年は、レッドのメンバーはコスプレイヤーがもうひとり増えてショッカーのヒラ戦闘員の全身黒タイツをして登場していたし(仮面ライダーだけど、戦隊側にはショッカーの戦闘員ほどキャラの立っているザコ戦闘員はいないので仕方がない)、さらに3チームの計6回の走行で、「ジャッカー電撃隊」とか、「電子戦隊デンジマン」など懐かしい戦隊の主題歌やエンディングテーマをBGMとして特別に流してもらっていた。この曲のチョイスは、どう考えても筆者と同年代の40代以降の方だと思われるのだが、社内のエライ人(企業だったら40代なら肩書きは着いていると思われるので)の指示なのだろうか? 「今年は景気づけに戦隊のテーマソングをかけろ!」とか? CS大会でぜひそこら辺の話を聞いてみたいところである(画像42・43)。

画像42(左):デベロッパーBブロックの総合優勝を果たした追跡線隊ICSイエロー。ブルーはブルーのチームがあるのだが、なぜか助っ人でイエローのチームにもブルーが加わっていた。画像43(右):追跡線隊レッド。戦隊のレッドとショッカーのヒラ隊員が仲良くチームを組んでいるの図