イギリスの作家であるクレシッダ・コーンウェル氏による児童文学シリーズを原作とした壮大なスケールのファンタジー・アドベンチャー『ヒックとドラゴン』。少年ヒックと仲間たちが、ドラゴンたちと共生しながら成長していく姿を生き生きと描いている本作は、2010年にはドリームワークス制作で映画化され大きな話題を呼んだ。
その続編として、アニメ専門チャンネル「カートゥーン ネットワーク」で放送されているのが『ヒックとドラゴン ~バーク島の冒険~』。映画と同じドリームワークスのスタッフが手がけるTVシリーズで、2014年以降に決定している続編映画への橋渡しとなる作品である。
現在9話まではリピート放送されている本作だが、10月からは新シリーズへの突入も決定している。そこで今回は、『ヒックとドラゴン ~バーク島の冒険~』にて主人公・ヒック役を演じる田谷隼とアスティ役の寿美菜子の2人に、作品も魅力などを語ってもらった。
田谷隼と寿美菜子が語る『ヒックとドラゴン ~バーク島の冒険~』
――まずはご自身が演じる役どころを教えてください
田谷隼「ヒックはバイキングの長の息子なんですけど、映画のシリーズでは、バイキングの中で一番筋肉もないし、戦闘にも参加できない。そんな男の子だったのが、TVシリーズではドラゴンという相棒を見つけて、一緒に成長していって、みんなをまとめあげるリーダーになっていくんです」
寿美菜子「アスティは、顔もかなり美形で(笑)、頭もきっと良くて、戦闘の技術もすごく高く、なんでもできる優等生なんですけど、ヒックと出会い、ドラゴンを退治するのではなく、友だちになっていくという流れの中で少しずつ変わっていく女の子です」
――アスティはご自分に似ていると思いますか?
寿「個性的なキャラクターが多い中、それを受け止めたり、突っ込んだりするポジションというのは、ちょっと似ているかもしれませんね……」
田谷「タイプはちょっと違うかもしれないですけど、一本芯が通ったところとか、あまり譲ってくれないところとかが似ているんじゃないですか?」
寿「何か譲らないところあります?」
田谷「けっこうあると思います(笑)」
――田谷さんはいかがですか?
田谷「ヒック自身はいろいろと考えているんですけど、結局、勢いで行動しちゃったりするんですよ。周りの心配とかを省みず。そしてすごく好奇心が強い。僕もやろうと思ったことはすぐやってしまうタイプなので、そのあたりが似ているかな……。テレビとか観ていて、テントを張っている映像が出たりしたら、3日後くらいにはテントを持って奥多摩に一人で行ったりしますから」
――一人で行くのですか?
田谷「そうそう。しかも初めてなのに(笑)。海に行きたいと思ったら自転車に乗ってすぐに出掛けたりもします」
――思い立ったらすぐ行動するタイプなんですね
田谷「それに周りを巻き込んだりすることもあったりします(笑)」