さらに、NTTドコモからiPhoneが発売されたことに伴い、これまでNTTドコモのAndroid端末に対して提供していたプレミアムアップグレード特典の対象をiPhone 5c/5sにまで拡大することが発表された。
NTTドコモのスマートフォンユーザーは、Evernoteアプリ内から特典を有効にするボタンをタップするだけで、年額4,000円(月額 450円)のEvernoteプレミアムを1年間無料で利用できる。1年間が終了した後は無料会員に移行し、自動的に課金されることはない。また、すでにプレミアムとなっているユーザーがこの特典を受ける場合は、Evernoteポイントが付与され、プレミアム期間を延長したり、当月アップロード容量を増やしたりといった特典を選択できる。
この他、Evernoteが展開するSkitchが新バージョンとなり、Evernoteアカウントが不要になった他、9カ月前にリリースした法人向けサービスの「Evernote Business」がバージョン2.0にアップデートされた。
5年前の創業以来、順調にユーザー数を増やし続けるEvernoteだが、リービン氏は「ゴールである外部脳を世界中の人に提供するためにはパートナーが必要」と述べ、サードパーティ製のアプリにEvernoteが支えられていることを強調する。
「Evernoteには3万人のデベロッパーがおり、連携アプリからAPIのコールが毎月120億もあるのです」
そうしたサードパーティ製のアプリは「Evernote App Center」にまとめられているが、リービン氏は「ソフトウェアだけでなく、フィジカルなものも必要だと考え始めました」と述べ、「ペーパーレスはゴールではない」と強調する。「デジタル化が進んでも実際には紙を使っているのが現実。紙をなくすのではなく、紙での嫌な経験をなくしたい」