上戸彩の登場と……そして今回の一番乗りは誰か?

宮内副社長の話のあと、イベントにソフトバンク白戸家のCMでおなじみの上戸彩がゲストとして登場。自身もiPhoneユーザーである彼女は登場直前までショップで新iPhoneを触っていたとのことで、カラー全色欲しいですね」とバリエーションの多さに驚いたようだ。また「指紋認証システムにも驚いた」と言うと、宮内副社長がiTunesの認証も指紋で行なえるとポロリ。iPhoneで音楽やアプリを購入する際に起きがちにパスワード忘れや打ち間違いでイライラすることは新iPhoneでは少なくなりそうだ。

宮内副社長と上戸彩が、実際に新製品を手に取ってその魅力について語った

二人と一緒に写っているのは今回の一番乗りだった大学生。5sと5c両方を契約したそうで「個人用とバイト用に使い分けます」とコメント

そして発売開始の午前8時が近づき、宮内副社長と上戸彩が並んで購入を待つユーザーと共におなじみの発売カウントダウンを行なった。「ゼロ」の合図で会場の幕が落ちると、背後には新型iPhoneの巨大パネルを飾った店舗が登場。ついにiPhone 5s/cの購入が開始された。今回の購入者第1号は町田市に住む22歳の大学生。iPhoneを買うために並んだのは今回で3回目で、ソフトバンクには17日正午から並び始めたそうだ。平日の朝ということで上戸彩が「大学に遅刻しないですか?」と質問したところ、「1時限は間に合わないですね」と苦笑しながら語った。

ソフトバンクは利用者に向き合った対応で勝負か

最初の購入者インタビューが終わったところでイベントが終了したが、引き続きショップ内で宮内副社長による説明会が始まった。宮内副社長は、「ネットワークは周波数だけの問題ではない」と力説。また、通信状況のビッグデータを解析しつつ、基地局の収容人数が多くならないようにするなど、徹底したアクセス管理により、パケ詰まりがない快適な通信を維持しているとのこと。ユーザーサポートについても、全国2万人のiPhoneマスターに事前に新製品を渡してすぐに利用者に対応ができるようにしているそうだ。

イベント後、ショップの中でソフトバンクの優位性について説明する宮内副社長

今回の発売で注目されたNTTドコモの参入について、宮内副社長は「出てこない方がいい、と思いました」と苦笑いで発言しつつも「我々の優位性を打ち出していきたい」と語った。プラチナLTE対応でドコモやauに差がつけられているソフトバンクだが、iPhoneの販売やサポート、接続において他社より3~4年分、ノウハウを持っているというアドバンテージがある。果たして、今回のiPhone発売でソフトバンクの5年分の経験がどうユーザーに評価されるのか、スマホ業界からユーザーまで広く注目が集まることだろう。

なお、ビックカメラ有楽町店、ヤマダ電機 LABI1池袋モバイルドリーム館、ヨドバシカメラ マルチメディアAkibaでも発売記念セレモニーが開催され、iPhone 5s/5cの発売を祝った。

ビックカメラ有楽町店にて。写真左:ソフトバンクモバイル取締役専務執行役員 榛葉淳氏、写真右:ビックカメラ代表取締役社長 宮嶋宏幸氏

ヤマダ電機 LABI1池袋モバイルドリーム館にて。写真左:ソフトバンクモバイル第二営業統括第一営業本部本部長代行 本田欣也氏、写真右:ヤマダ電機 LABI1日本総本店池袋店長 渡辺宏紀氏