ついにエクスペリエンスインデックスがオール8へ

お待ちかねのベンチマークテストだが、まずはWindowsエクスペリエンス インデックスのスコアをチェックしてみたところ、プロセッサ、メモリ、グラフィックス、ゲーム用グラフィックスの値がすべて8.0と出た。HDDモデルなのでストレージは5.9にとどまったが、これはSSDを搭載すれば容易に引き上げることができるので、実質的にはオール8を実現したといって差し支えないだろう。メーカー製PCでオール8を目にするのは、筆者も初めての経験だったので、この画面には驚いた。

実質オール8のWindowsエクスペリエンス インデックスに驚かされた

グラフィックス関連のテストでも、かなり負荷の高いDirectX 11タイトルであるロストプラネット2を、フルHDで動作させたときも60fpsを余裕で超える水準となっている。標準構成のGeForce GTX 760でこのスコアが得られるのであれば、さらに上位のグラフィックスカードを選択した場合には、どこまでスコアが伸びるのか想像もつかないほどだ。

BIOHAZARD 5 ベンチマーク ベンチマークテストB(DirectX 10)
1280×720 156.8fps
1920×1080 156.3fps
BIOHAZARD 6 ベンチマーク
1280×720 13853
1920×1080 8817
ロストプラネット 2 ベンチマーク テストタイプB(DirectX 11)
1280×720 90.7fps
1920×1080 77.1fps
ファイナルファンタジー XIV オフィシャルベンチマーク
Low 7533
High 5930
ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア ベンチマーク キャラクター編
1280×720【高品質(ノートPC)】 18570
1920×1080【高品質(ノートPC)】 12094
1280×720【最高品質】 14139
1920×1080【最高品質】 8289

FF14新生エオルゼアベンチ キャラクター編のデフォルト設定では18500以上の飛び抜けたスコア。もちろんフルHDの最高品質でも余裕でプレイ可能

3DMark Vantage 1.1.2 Performanceプリセット
3Dmarks P28444
GPU SCORE 29254
CPU SCORE 26263
3DMark Vantage 1.1.2 GPU SCORE
1280×720 36395
1920×1080 20505
3DMark 11 Performanceプリセット
3DMark Score P7809
Graphics Score 7794
Physics Score 8775
Combined Score 6792
3DMark 11 Extremeプリセット
3DMark Score X2763
Graphics Score 2511
Physics Score 8756
Combined Score 3146

Ivy Bridge-E+GeForce GTX 760で3DMarkの総合スコアも大きく伸びた

CINEBENCH R10 64bit
Single CPU 6598(2分14秒)
Multiple CPU 25563(0分34秒)
CINEBENCH R11.5 64bit
OpenGL 42.44fps
CPU 7.48pts

CINEBENCHのCPUスコアは4コア・3.70GHzのCore i7として妥当な値。6コアCPUを選択したときの伸びにも期待できる

今回は借用機材のため定格動作のみでのテストとなったが、Webでのユーザー報告などを検索してみると、Ivy Bridge-Eではオーバークロックに関しても"取り組み甲斐がある"成果が得られているようだ。オーバークロック自体はHaswellアーキテクチャのCore i7-4770Kでも試せるが、X79プラットフォームのほうが細かいチューニングを行えるので、隅々までいじり倒したいというユーザーには、やはりIvy Bridge-Eをオススメしたい。

80PLUS GOLD認証取得の700W電源を標準搭載

前面のUSBポートはUSB 3.0対応。カードスロットはmicroSDカードもアダプタなしで装着可能

2基のeSATAポート、S/PDIFは同軸と光の両対応など充実の背面端子

「MDV ADVANCE」シリーズのIvy Bridge-E搭載モデルは、標準構成でも驚きの性能が得られるが、カスタマイズやチューニングによって、まだまだ上を目指せるPCということができるだろう。スポーツカーのように、マシンに手を入れること自体を大いに楽しめる製品になっている。

標準スペック

メーカー マウスコンピューター
型番 MDV-GX9200B
CPU インテル Core i7-4820K
メモリ 32GB PC3-14900 DDR3
HDD 1TB SerialATAIII
チップセット インテル X79 Express
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブ
グラフィックス NVIDIA GeForce GTX 760
OS Windows 8 Pro 64ビット
LAN ギガビット(10/100/1000)LAN
インタフェース USB 3.0×4(前面×2、背面×2)、USB 2.0×8(背面×8)
サイズ W190×D490×H410mm
ディスプレイ
価格 159,600円(税込)

上記スペックは、あくまで構成の一例だ。BTOを駆使して、ぜひ自分好みの一台を作ってみてほしい。

価格・構成については、2013/9/19(記事作成日)現在の情報です。最新情報についてはマウスコンピューターのサイトにてご確認ください。