さらにソニーのデジカメに搭載される画像処理エンジンBIONZを搭載したことで、ソニーのデジカメに近い性能を実現している。
ソニーのデジカメの絵作りに関するノウハウは、社内では「秘伝のタレ」と呼ばれているそうで、従来はデジカメのみで使われていた。だが、今回はデジカメ部門の社員をXperia開発チームに迎え、その技術をつぎ込んだとのことだ。
そのため、絵作りの傾向はサイバーショットと同等となっているが、スマートフォンの利用シーンを想定して変更も加えた。絵作りで目指したのは「思い出画質」だという。
そのほか、タイムシフト連写やARエフェクト、Social liveなど、XperiaのカメラUIから起動できる各種カメラアプリも搭載。このAPIを公開することで、さまざまなカメラアプリの登場も期待する。
そのほか、撮影した被写体の文字認識やオブジェクト認識で、ワインのラベルを読み取ったり、有名建造物などの情報を取得できる「Info-eye」や、Facebook上でライブ動画を公開できる「Social live」なども搭載 |
Xperia Z1のカメラ機能は強化されたが、例えば光学ズームやさらなる高画質を求めるユーザーには、新たに「サイバーショット DSC-QX」シリーズを提供。高倍率ズームやより大きなセンサーを搭載したモデルを用意して、よりカメラを楽しめるようにした。
ソニーサービスとの連携も強化。付属のアルバムアプリからPlayMemories Onlineに、WalkmanアプリでMusic Unlimitedに、ムービーアプリでVideo Unlimited似、それぞれ直接アクセスできる |
ディスプレイには、トリルミナスディスプレイ、X-Realityといった高画質技術を投入。テレビと並べて描画をそろえるなど、テレビ開発部門とも協力して高画質化を図るなど、ソニーの技術を次々と盛り込み、総力を結集した製品となっている。
今回のXperia Z1 Japan Premiereは、グローバルモデルの国内お披露目で、現時点で国内販売は決まっていないが、同社は各携帯電話事業者との話し合いを進めており、今後の各社の新製品で日本版が登場してきそうだ。