ソニーモバイルコミニュケーションズは、Androidスマートフォンの最新モデル「Xperia Z1」を国内で披露する「Xperia Z1 Japan Premiere」を、東京・銀座のソニービルで14日から開催する。それに先立ち13日に報道関係者向けにXperia Z1の説明会を開催。同端末を国内で初めて公開した。

鈴木国正社長

Xperia Z1

Xperia Z1は、ドイツ・ベルリンで開催された家電関連イベント「IFA 2013」で発表された、同社のフラッグシップスマートフォン。最新のスペックを搭載し、従来モデルからのさらなる高機能化に加え、特にカメラを強化したことが特徴。説明会で登壇した鈴木国正社長は、「カメラからスマホを再定義する」と語り、スマートフォンのカメラを一新させ、さらに今後も機能を拡張していく意向を明らかにしている。

カメラからスマホを再定義する

コンパクトデジカメ並みのスペック

Xperia Z1

主な仕様としては、5インチフルHD液晶、QualcommのSnapdragon 800チップセットを搭載し、CPUはクアッドコアの2.2GHz駆動。3,000mAhと大容量バッテリも搭載する。外観は、Xperia Zと同じ「オムニバランスデザイン」と呼ばれるフラットなデザインで、今回は新たにアルミの板から削り出した外周のフレームを採用している。

主なスペック

3色のカラーを用意

このフレームは、削り出しによって継ぎ目のないデザインでさらにアンテナとしても機能する。電源ボタンも同様にアルミを使ったことで、全体として高級感を実現。このアルミフレームは、全体的に角をとって丸みを付けたことで持ちやすさに配慮したほか、四隅の角は「球体」の一部を取り出したのと同じ形状。スマートフォンは常にさまざまな持ち方が変わるため、それを表現しているという。

アルミ1枚から削り出したフレーム

ボタンもアルミ製

新たにキャップレスのイヤホン端子を採用しているが、それにもかかわらず防水性能を強化。利便性と性能を両立させた点も特徴だ。

キャップレスのイヤホン端子を備えるが、防水性能も備えている

このまま拡大すると「球体」になるデザイン

最大の特徴となるカメラは、ソニーの高級レンズにも使われている「Gレンズ」の称号が与えられる。2,070万画素のExmor RS for mobileセンサーは、1/2.3型とコンパクトデジタルカメラ並の大型サイズとなり、プレミアムおまかせオート撮影時は800万画素相当になるため、画素ピッチは1.6μmになった。