VAIO PCでは、折り紙のように折りたたんで形が変わる独自のノートPC「VAIO Fit multi-flip PC」が人気を集めていた。天板部分が半分に分かれており、それを基点に通常のPCのような折りたたみのラップトップスタイル、画面を表に向けるタブレットスタイル、液晶を反転させてキーボードと逆側に向けるビューワースタイルの3種類に変形する。最後のスタイルは、画面に表示された内容を説明するプレゼンなどの場合に有効な形状だ。
13.3型、14型、15.5型の3種類があるが、ブースの説明員によれば発売地域によって投入するサイズは異なるそうだ。Haswell世代のIntel Core iシリーズを搭載し、10点マルチタッチ対応ディスプレイは、「トリルミナスディスプレイ for Mobile」、「X-Reality for Mobile」などの技術を搭載している。
折りたたみの感触は絶妙で、気持ちよく変形する。3つの形態に変形するため、それぞれのスタイルで用途がないと使いづらいという意味で人を選ぶが、カメラのQX同様、使いたい人には欲しくなるような製品を投入したのは以前のソニーのようで、同社の勢いを感じる。
VAIO Tap 11は、タブレットの本体と分離するキーボードがセットになったPC。11.6型フルHD液晶に、X-Reality for Mobile、トリルミナスディスプレイといった高画質技術も搭載する。
本体の厚さは9.9mm、重さは780g。液晶部は薄型でフラットなので、収納性は高く、持ち運びもしやすそう。背面には可動式のスタンドがあり、本体だけでも自立する。
本体に加えてキーボードカバーも付属。キーボードは比較的しっかりした作りで、厚さは5mmほど。マグネットで本体と装着でき、ノートPCのように折りたたんだ状態で持ち運べる。普段はタブレットとして持ち歩き、入力機会が多いときだけキーボードを持ち歩くといった使い方も可能だ。
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