それでは、「標準のマップアプリを使ったことがなく、他の地図アプリを使っている人」「標準のマップアプリも使ったが、結局は他の地図アプリを使っている人」は、なぜサードパーティ製のアプリを使い続けているのだろう。大多数を占めたのが以下のように、標準のマップアプリの地図表示の不正確さを指摘する意見だった。
- 使いにくい。不正確(男性44歳、電機)
- 問題が多くて使いにくかった。スムースに動くのはいいけど情報をしっかりしてほしい。それが命綱(男性45歳、電力・ガス)
地図の不正確さについては、リリース当初、Appleも認めていたことであり、上記のような意見が出てくるのも当然だろう。しかし、Appleでは、大幅な改善を図っている。こうしてみると、アプリリリース当初の評判や使い勝手は、後々まで響くことになりそうだ。
では、どんなアプリを使っているのかというと、「Googleマップ」が67%(61人)と他を圧倒した。次点はMapFanとYahoo!地図で各2.2%(2人)だった。
ちなみに、そもそもiPhoneでは地図アプリを使わないという人も相当数いるのだが、その人たちの意見を最後に紹介しておこう。大別すると理由は3つ。
- ウェブの地図で事足りるから(女性29歳、金融・証券)
- あまり地図を使うことがないから(女性33歳、商社・卸)
- 事前にパソコンで確認しプリントアウトしているので、特に地図アプリの必要性を感じないから(男性41歳、機械・精密機器)
ビジネスパーソンであれば、職種によって外出の機会が極端に少ない人もいるだろう。使用するのは紙の地図というのも、地域によってネットワークの状況が違う可能性もあるし、いちいちiPhoneを操作しなくて済むという考え方もあるのかもしれない。
調査時期:2013年7月12日~2013年7月15日
調査対象:マイナビニュース会員
調査数:300件
調査方法:インターネットログイン式アンケート