しかし、フロートウィンドウで同時に複数のアプリが起動できるなど、UIにも工夫が凝らされている。なお現時点で、価格と欧州以外の発売時期については明らかにされていない。

アプリ履歴ボタン長押しで表示されるフロートUI

ほかのアプリと同時にカメラなどの機能を利用できる

低価格なエンターテインメントタブレット

このほか、10.1インチの液晶を搭載したAndroidタブレット「Acer Iconia A3」も展示されていた。同モデルは、Dolby Digital Plusを搭載しており、ヘッドフォン利用時に仮想的な5.1chサラウンドを実現。ステレオスピーカーも備える。

Iconia A3

ディスプレイは10.1インチWXGA(1,280×800)のIPS液晶で、マイクロHDMI端子を搭載しており、テレビに出力して大画面で映像を視聴する、という使い方も可能。通信方式は、無線LANモデルと3Gモデルが用意されるようだ。プロセッサは、MediaTekのクアッドコアCortex-A7を搭載。ROM容量が16GBまたは32GBのモデルとなる。欧州・中東・アジアで無線LANモデルが10月初旬に発売。価格は249ユーロ。3Gモデルは11月、299ユーロの予定だ。

本体側面

面白いのは、画面オフの状態で、5本指で画面に同時タッチすると、自動的に画面がオンになり、指定したアプリが起動するという「Acer Touch WakeApp」機能。セキュリティ的には危険だが、ロック画面をスキップしてアプリの起動もできる。

本体背面

Dolby Digital Plusを搭載

また、テーブルなどの上に置いた状態でも本体を画面の縦横に回転できる「Acer IntelliSpin」機能も面白い。いちいち本体を持ち上げて縦横に端末を傾けなくても、平らに置いた状態で回転を認識してくれる。基本的には低価格なタブレット端末だが、UIを工夫し、エンターテインメント性を重視した仕様になっている。

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