VAIO Duo 13における大きな特徴の1つが、ポインティングデバイスが普通のタッチパッドになったことだ。VAIO Duo 11では、ボディの奥行きと液晶開閉機構の制約により、キーボード中央に「スティック状の小さなパッド」を採用していたが、これは慣れないユーザにとっては非常に使いづらいものだった。しかしVAIO Duo 13では横長ながら普通のパッドが採用され、ぐっと操作が楽になっている。

さらにVAIO Duo 13ではパッド、タッチのほかに第3のポインティングデバイスとして筆圧検知対応のスタイラスペンが付属する。ペンの反応はVAIO Duo 11より向上しており、素早くペンを走らせてもほぼタイムラグゼロで筆跡が追従してくれる。ペン入力デバイスとしても完成度が上がっているのだ。

また、ペンを本体と合体させた状態でスリープさせておいてからペンを抜くと、VAIO Duo 13が自動的にスリープから復帰するという"ペンウェイク機能"が非常に便利だ。

VAIO Duo 13で一番の変更点といえばパッドの採用。縦25mm、横80.5mmとかなり横長だが、慣れれば普通のパッドと同じように使える。VAIO Duo 11のポインティングデバイスに慣れない人でも、これならすんなり使い始められるはずだ

キーピッチは左右19mmなのに対し上下は17mmと、使える面積の狭さに合わせるためやや上下に短い。キーボード全体の剛性感は盤石というほどではないが、VAIO Pro 13よりずっと硬く安心してタイプできる印象

付属のスタイラスペンは、VAIO Duo 11付属のものよりも微妙に長くすることで、持ちやすさを改善。タブレット形態でもノート形態でも快適なペン入力が楽しめる

VAIO Pro 13では大型のパッドに19mmピッチのキーボードを備える。パームレスト部分はアルミ合金製なので、非常に手触りがよい

VAIO Pro 13最大の弱点はキーボード全体に剛性感が乏しいこと。ちょっと力を入れるとグニャリとたわむ感触は、大型ノートのガッシリとしたキーボードに慣れてしまうとなんとも心細い

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