パナソニックから28日、第4世代Intel Coreプロセッサを搭載した大画面モバイルノートPC「Let'snote LX3」シリーズが登場した。

14型の液晶ディスプレイを搭載しながら13型ノートPC並みのコンパクトボディを実現しており、質量も1.14kg(光学ドライブ非搭載モデル)と軽い。今回、シリーズ最上位機種となるBDドライブ搭載SSDモデルの試作機を借りられたので、写真を中心に簡単に紹介しよう。

Let'snote LX3(CF-LX3NERBR)

■主な仕様   [製品名] Let'snote LX3(CF-LX3NERBR)   [CPU] Intel Core i7-4500U(1.80GHz)   [メモリ] 8GB   [ストレージ] 256GB SSD   [光学ドライブ] ブルーレイディスクドライブ   [ディスプレイ] 14型ワイド液晶(1,600×900ドット)   [サイズ/重量] W333×D225.6×H24.5mm/約1.395kg   [バッテリ駆動時間] 約22時間(Lバッテリ)   [OS] Windows 8 Pro 64bit   [店頭予想価格] 295,000円前後  

信頼性とモバイル性能の高さで人気があるパナソニックのノートPC「Let'snote」シリーズ。2013年夏モデルでは11.6型の「AX」、12.1型の「SX」と「NX」、15.6型の「B」の4ラインが登場したが、12型と15型の中間は存在しなかった。

今回発表された「Let'snote LX3」は、まさにその隙間を埋めるモデルで、14型のHD+液晶ディスプレイを搭載している。しかも、大画面でありながら本体サイズは通常の14型ノートよりも一回り小さく、一般的な13.3型ノートとほぼ同じ。質量は光学式ドライブ非搭載、バッテリパック(S)装着時で1.14kgと非常に軽い。

Let'snoteシリーズ伝統のボンネット構造を採用した天板。裏面に波形のリブを配置するなどして面全体の強度が向上している

天板は他のLet'snoteシリーズと同様にボンネット構造が採用されているが、LX3は段差部分や平面部分の裏面に波形のリブを配置するなどして面全体の強度アップを図っている。そのため平面部分の面積が大きい大画面ノートであるにもかかわらず、指で押してみたくらいでは天板はほとんどたわまない。

本体右側面には、BDドライブ、USB2.0ポートが搭載されている。

本体左側面には、LAN、D-Sub、HDMI、USB3.0×2(うち1基はスマートフォン充電対応)が搭載されている

前面

背面

ディスプレイの解像度は1,600×900ドットで、液晶パネルは非光沢タイプを採用する。液晶の視野角はそれほど広くないが、照明の映り込みが少ないため、明るい光源のある室内や日中の屋外でも画面が見やすいだろう。

液晶パネルは非光沢タイプのため、室内照明の映り込みが少なく画面表示が見やすい

キーボードは、Let'snoteシリーズの特長であるリーフ型キーを採用。キートップの左上と右上の角に丸みをつけて葉っぱ(リーフ)のような形にしたもので、隣り合うキーを連続して打つ際でも指が引っかかりにくいのがメリット。キーストロークも2mmと余裕があり、打鍵感はかなりよい。キーボード面のたわみも少ない。

リーフ型キーを採用したキーボード

本体右面には、店頭モデル初となるブルーレイディスクドライブを内蔵。また、USB 3.0×2基、USB 2.0×1基のうち、片方のUSB 3.0ポートは電源オフ時のスマートフォン充電や電源オン時の急速充電にも対応する。このほか、HDMIやD-Sub、LAN、SDカードスロットなども装備する。

本体には、店頭モデル初となるブルーレイディスクドライブを内蔵

CHARGEマークのついたUSBポートは、プリインストールされた「USB充電設定ユーティリティ」で急速充電の有効/無効などを設定できる

Let'snote AXと同様、長方形のタッチパッドを搭載する

前面右部にはSDカードスロットを搭載

ブルーレイモデルには、最大22時間駆動可能なバッテリパック(L)が付属

無線LAN機能は本体前面のワイヤレススイッチでON/OFFを切り替えられる

AC電源アダプタもコンパクトで一緒に持ち運びやすい

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