機能の注目点は、新たにインターバル撮影とタイムラプス動画機能を搭載したこと。インターバル撮影では、設定した一定の間隔で最大99コマまでの連続自動撮影を行える。花の開花や人の流れ、星空などを撮るのに最適だ。
また、インターバル撮影のオプションとしてタイムラプス動画の作成に対応。これを選ぶと、インターバル撮影した静止画が自動的につなぎ合わされ、コマ撮り風の動画として記録できる。動画はフレームレートが10fpsのAVI(Motion JPEG)形式となり、最長10秒まで記録可能だ。
近ごろはウェブ上でタイムラプス動画をよく見かけるが、このE-PL6なら、後処理の手間をかけずにカメラ単体で素早くタイムラプス動画を作成できる。しかも、アートフィルターを加えたタイムラプス動画が作れることも独自の魅力といえる。
高速レリーズタイムラグモードにも注目したい。タイムラグの設定を初期状態の「標準」から「ショート」に切り替えると、電池寿命が短くなることと引き替えにタイムラグが短縮し、最速0.044秒でシャッターが切れるようになる。動きのあるシーンを狙い通りのタイミングでとらえたい場合にはこれを選ぶといいだろう。
さらに、「あおり」と「水平傾き」の2軸の傾きを知らせる電子水準器機能を搭載したほか、感度の「LOW」設定に新対応した。これは、感度ISO100に相当するモードのこと。従来モデルは最低感度がISO200だったため、晴天の屋外では明るい単焦点レンズの開放値が使えない場合があったが、その問題を解消するモードだ。
電子水準器を表示した状態。左右と前後の傾きがゼロになると、バーの色が白から緑に変化する |
高速レリーズタイムラグモードの設定画面。カスタムモードの深い階層内にあるが、スポーツなどの動体撮影時に役立つモードだ |
感度「LOW」を選ぶとISO100相当になる。ISO200に比べるとハイライトがやや飛び気味になるが、屋外で明るい開放値を使いたいときには有用だ |
通常のAFエリアの表示。背面の十字キーを使って35点から好きなエリアを選べる |
従来機から引き続きスモールAFターゲットモードを搭載。AFエリアを小さくして厳密なピント合わせができる |
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