だが持ち手や使い方などは2007年のころから大きく変化しておらず、端末だけが大きくなることで「使いにくい」と感じるケースが増えてきたという。特に指の動かすべき範囲が広がって物理ボタンが押しづらくなり、落下事故の原因にもなっている。
そこでどの持ち方でも人差し指の位置が大きく変化しないことに着目し、これまで本体側面や正面に配置されていた物理キーをすべて背面の1カ所へと集め、「Rear Key」の名称で機能を集中制御できるようになった。電源のオン/オフだけでなく、ボリューム制御、そしてボタン長押しで特定アプリを呼び出したりと、さまざまなアクションを行える。また端末を机の上に置いたときなど、背面ボタンを触れないときには画面を2回タップすることで画面のオン/オフが可能になる「KnockON」機能を備えている。また通話を受信したときなど、ロック解除動作をせずとも耳に端末を近付けるだけで対応できる「Answer Me」など、ボタンに頼らない操作方法も用意されている。
またデザイン面では「5.2インチ」というサイズにこだわったという。現在スマートフォンではハイエンド製品を中心に6インチクラスの大画面を目指すものが増えつつあり、実際今年9月にはこうしたタイプの製品が複数社からリリースされることになるとみられている。