Haswellを標準搭載、液晶ディスプレイのセットも可

CPUは"Haswell"のコードネームで知られる第4世代CoreプロセッサーのCore i7-4770K(動作周波数3.50GHz、ターボ・ブースト機能利用時最大3.90GHz)を搭載。末尾に「K」の付くアンロック版のCPUなので、動作保証外とはなるが、知識のあるユーザーはオーバークロック動作を楽しむこともできる。また、CPUクーラーは標準製品のほか、静音設計ファンや、水冷式クーラーもオプションで選択可能だ。グラフィックスカードはGeForce GTX 650を搭載し、フルHD解像度でもクロスファイアをスムーズに動作させることができる。

ストレージは標準構成ではHDDとなっているが、ゲーミングPCを求めるユーザーならSSDの追加は当然だろう。BTOオプションにはSamsung 840、Samsung 840 Pro、CFD S6TNHG5Q(東芝HG5d)、インテル520の各シリーズが用意されており、120GBから最大で1TB(512GB×2のRAID 0構成)まで、求めるパフォーマンスと容量によって柔軟に選択可能だ。

HDDはドライバーなしで脱着できるホルダ式。2.5インチSSDの装着にも対応

そのほか、こだわり派のオンラインゲーマー向けに、PCI Expressスロット接続のインテル製ギガビットLANアダプターや、最大300MbpsのIEEE802.11n規格に対応した無線LANアダプター「Centrino Advanced-N 6205 for Desktop」なども用意されている。

BTOオプションには、本体に内蔵するパーツだけでなく、液晶ディスプレイなども含まれており、今回はiiyama製の27型フルHDディスプレイ「ProLite E2773HS-2」をあわせて試用することができた。グレイtoグレイで1msの高速応答が可能なゲームにも適した液晶パネルを採用しており、バックライトをLEDとしたことで本体の薄型化も実現。27型の大画面ながら、PC本体とのセット時は23,940円と求めやすい価格になっている。

1ms(GtoG)の高速応答でゲームにも適した「ProLite E2773HS-2」をBTOで用意

LEDバックライトの採用により薄型の本体を実現。角度調節は後ろ側へ20°まで可能

入力はHDMI、DVI-D、アナログRGBの3系統

最短1msを実現するオーバードライブ機能のほか、映像の解像感、テキストの視認性をアップする「X-Res Technology」機能を搭載

フルHDでも3Dゲームを楽しめるパフォーマンス

ベンチマークテストで確認できた性能だが、最新CPUを搭載しているだけあって、Windowsエクスペリエンスインデックスではプロセッサおよびメモリの値がともに8.1と非常に高い。グラフィックスも7.2と、多くのゲームを動作させるのに十分な水準だろう。

Windowsエクスペリエンスインデックスの結果

そのほか、本記事で毎度使用している各種ゲームベンチマークの結果も下に示すが、フルHD解像度でも多くのタイトルで、標準的なプレイが可能な水準であると期待できる。もちろん、クロスファイアのプレイには十分すぎるほどの性能だ。また、CINEBENCHの結果からもわかる通り、CPUの性能は圧倒的である。

BIOHAZARD 5 ベンチマーク ベンチマークテストB(DirectX 10)
1280×720 112.1fps
1920×1080 70.1fps
ロストプラネット 2 ベンチマーク テストタイプB(DirectX 11)
1280×720 44.9fps
1920×1080 31.0fps
ファイナルファンタジー XIV オフィシャルベンチマーク
Low 4326
High 2326
3DMark Vantage 1.1.0 Performanceプリセット
3Dmarks P13043
GPU SCORE 11112
CPU SCORE 27241
3DMark Vantage 1.1.0 GPU SCORE
1280×720 15422
1920×1080 7635
CINEBENCH R10 64bit
Single CPU 7643(1分55秒)
Multiple CPU 28984(0分30秒)

背面にUSB 3.0×2ポート、USB 2.0×4ポートを備え、PCI Express x1スロットも3基利用可能など、拡張性も充実しているので、これをベースにユーザーが必要なデバイスを追加していく楽しみも味わえる。前述の通り内部のスペースには余裕があるので、将来的にさらに高負荷のゲームをプレイしたくなった場合も、グラフィックスカードを交換することで対応していくことができるだろう。

背面の端子類

世界レベルのプレイヤーが集まる大会が認めたゲーミングPCを自分専用のマシンとして楽しめるG-TuneのNEXTGEARシリーズ。クロスファイアを最高の環境で楽しみたいユーザーはもちろん、これからPCゲームを本格的に遊んでみたいと思っているエントリーユーザーにも、安心して進められる一台といえるだろう。

標準スペック

メーカー マウスコンピューター
型番 NEXTGEAR i630BA1-CFC
CPU インテル Core i7-4770K
メモリ 8GB PC3-12800 DDR3
HDD 500GB SerialATAIII
チップセット インテル Z87 Express
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブ
グラフィックス NVIDIA GeForce GTX 650
OS Windows 8 64ビット
LAN ギガビット(10/100/1000)LAN
インタフェース USB 3.0×4(前面×2、背面×2)、USB 2.0×6(前面×2、背面×4)
サイズ W190×D543×H450mm(フロントパネル着脱前)
ディスプレイ
価格 109,830円(税込)

上記スペックは、あくまで構成の一例だ。BTOを駆使して、ぜひ自分好みの一台を作ってみてほしい。

価格・構成については、2013/7/29(記事作成日)現在の情報です。最新情報についてはマウスコンピューターのサイトにてご確認ください。