Engadgetのレポートでも触れられているが、新型Nexus 7は「Android 4.3」という現時点で正式発表されていないOSを標準搭載して登場するとみられる。「Key Lime Pie」などの名称も叫ばれた次期Android OSだが、実際に次のタイミングで登場するのは「Android 4.3 "Jelly Bean"」となる見込みだ。だがThe Vergeによれば、内容的にはあくまでマイナーチェンジに留まるとみられ、「ダイヤル番号の推測機能」「カメラ機能強化」「Bluetooth Low Energy (BLE)対応」といった機能が挙げられているに過ぎない。

The Vergeはさまざまな形でリークした情報をまとめたものだが、GSM Arenaでは不完全な形で配布されているROMの存在を紹介している。またGalaxy SIII上で動作する4.3も紹介されている。いずれにせよ、発表会のタイミングでAndroid 4.3が正式発表され、遠からずNexusシリーズを中心に比較的多くのデバイスにOTA配布がスタートすることだろう。

このほかの製品やサービスに関する発表が行われるかどうかだが、現時点で発表されるものはそれほど多くないとみられる。Google傘下のMotorola Mobilityは1週間後の8月1日にプレスイベント開催を計画しており、ここで「Moto X」という噂のスマートフォン新製品が発表されると考えられる。ゆえにスマートフォン新製品や、Moto Xにまつわる新ソフトウェアやサービスは7月24日の発表会時点ではアナウンスされないと考えるのが自然だ。可能性としては、新型Nexus 7でフルHD対応したことを受け、ここで再生するための動画コンテンツや周辺サービス拡充についての話題が出てくるのではないかと予測する。