それでは、新たにHaswellを搭載したNew XPS 12の実力を検証していこう。ベンチマークを進める前に、今回のテスト機の主要構成を下表にまとめてみた。4コア8スレッドのCore i7-4500Uと2コア4スレッドのCore i5-3317U、メモリの容量も異なっており、率直なこところパフォーマンスを純粋に比較するには向かない2台を揃えてしまったが、ご容赦いただきたい。
- | 新 XPS 12 | 旧 XPS 12 |
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CPU | Core i7-4500U (1.8GHz/3GHz、TDP15W) |
Core i5-3317U (1.7GHz/2.6GHz、TDP17W) |
メモリ | DDR3L 1600 4GB×2 | DDR3L 1600 2GB×2 |
ストレージ | 256GB mSATA SSD | 128GB mSATA SSD |
New XPS 12に搭載されているCore i7-4500Uは、CPUとチップセット(PCH)を1つのBGAパッケージにまとめたもの(FCBGA1168)でTDPは15Wだ。プロセッサー・ナンバー末尾に「U」がついた第3世代Core iでは、CPUとPCHは別々の2チップ構成でPCに搭載され、TDPはCPUの17WとPCHの3Wを足して合計20Wであった。この部分だけをみても、25%の省電力化が図られている。
最初にみるのは「bbench」によるバッテリ駆動時間の比較だ。10秒間隔のキー入力と60秒間隔のWeb巡回を有効にした状態で実行している。電源の設定は「バランス」と液晶輝度を50%に固定したパターン、「省電力」と液晶輝度を40%に固定したパターンの二通りを試してみた
■bbench | ||
- | 新 XPS 12 | 旧 XPS 12 |
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電源の設定:バランス 液晶輝度:50% |
4時間56分 | 4時間26分 |
電源の設定:省電力 液晶輝度:40% |
5時間29分 | 4時間30分 |
公称値では新 XPS 12が最大8時間43分、旧 XPS 12が最大5時間34分。新 XPS 12の資料によると、その計測環境はCPUがCore i5-4200U、メモリが4GB、ストレージが128GB SSDという本体構成で「Mobile Mark 2012」を実行させたとしている。ベンチマークの方法が異なるため(おそらく電源の設定や輝度も)、公称値ほどの大差はつかなかったが、特にWindows 8の「電源の設定」を「バランス」から「省電力」にしたときに、Haswellを搭載した効果が見て取れる。
以下、「Windows エクスペリエンス インデックス」「PCMARK7」「CrystalDiskMark」「3DMARK」「新生ファイナルファンタジー14 公式ベンチマーク」の結果を掲載する。CPUはさておき、メモリの構成において旧 XPS 12のハンデが大きく、言うまでもなく新 XPS 12のパフォーマンスが優れている。参考値としてみていただきたい。また、最新のゲームをフルHDで楽しむほどのレベルには達していないが、グラフィックス性能も明らかに向上している。
■Windows エクスペリエンス インデックス | ||
- | 新 XPS 12 | 旧 XPS 12 |
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プロセッサ | 7.1 | 6.9 |
メモリ(RAM) | 7.6 | 5.9 |
グラフィックス | 6.5 | 5.4 |
ゲーム用グラフィックス | 6.5 | 6.4 |
プライマリハードディスク | 8.1 | 8.1 |
■PCMark7 | ||
- | 新 XPS 12 | 旧 XPS 12 |
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PCMark score | 4984 | 4419 |
Lightweight score | 3486 | 3027 |
Productivity score | 2400 | 2224 |
Entertainment score | 3717 | 3070 |
Creativity score | 9929 | 8632 |
Computation score | 17312 | 13262 |
System storage score | 5361 | 5118 |
RAW system storage score | 5217 | 4234 |
■3DMark | ||
- | 新 XPS 12 | 旧 XPS 12 |
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Fire Strike | 658 | 477 |
Cloud Gate | 4536 | 3395 |
■FF14公式ベンチ | ||
- | 新 XPS 12 | 旧 XPS 12 |
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1280×720ドット 標準品質 | 3536 | 872 |
1280×720ドット 高品質 | 2249 | 620 |
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