見どころ満載!『藤子・F・不二雄展』

「藤子・F・不二雄展」は、「つなぐ、未来へ!」をコンセプトに、大展望台やイベントスペースなど東京タワー全体を会場にした藤子・F・不二雄の展覧会。日本初の室内型4Dプロジェクションマッピングで藤子・F・不二雄の世界を体験できる「SF(すこしふしぎ)シアター」や、人気キャラと一緒に写真撮影が可能な「なりきりキャラひろば」といった体感型の展示、さらに藤子・F・不二雄と藤子不二雄Aが少年時代に描いたと言われている『少太陽』も初公開される。

入り口では、人気キャラクターがお出迎え。「藤子・F・不二雄 ミュージアムコーナー」には、ミュージアムのミニチュアセットや、ドラえもん型のガチャガチャも設置されている。会場と屋上とをつなぐ階段には、東京タワーにちなんだ藤子・F・不二雄作品を楽しむこともできる。

動く藤子キャラに出会える「SF(すこしふしぎ)シアター」

会場に入ると藤子Fにちなんだアイテムや写真が展示され、その奥に進むと、日本初の室内型4Dプロジェクションマッピングで体験できる「SF(すこしふしぎ)シアター」フロアへ。藤子・F・不二雄の仕事場をイメージした真っ白い部屋に、突如ドラえもんとのび太が現れ、彼らとともに不思議なタイムマシンの旅が楽しめる。途中、風がこちらに吹き込む演出なども用意され、臨場感は抜群。ドラえもんのほかにも大勢のキャラクターが登場するので、ぜひ自分の目で確かめていただきたい。

少年時代の作品も展示された「原画部屋」

こちらは、藤子不二雄のデビュー作『天使のたまちゃん』や、ドラえもんのひみつ道具の原型のようなアイテムが続々登場する『てぶくろてっちゃん』といった初期作品から、『ドラえもん』や『21エモン』などの代表作、そしてSF短編集が展示された原画フロア。藤子・F・不二雄が、藤子不二雄Aと少年時代に小説から広告まで制作した、貴重な自作まんが冊子『少太陽』(5月号・新年特大号)の内容も初公開。『オバケのQ太郎』や『パーマン』初期のモノクロアニメーションもここで楽しめる。

作品の1シーンの登場人物になって撮影できる「なりきりキャラひろば」

『ドラえもん』の「のび太の恐竜」や「おばあちゃんの思い出」のシーンなど作品に入り込んで、キャラクターと記念撮影がとれる体感型フロア。また、藤子・F・不二雄の仕事場をイメージしたデスクも設置され、座って撮影することができる。

藤子Fのメッセージが詰まった「つなぐ未来へ」

「つなぐ未来へ」のフロアでは、藤子・F・不二雄のメッセージと、各界の著名人からの応援メッセージを綴った色紙が展示されている。この「つなぐ未来へ」というフレーズは、今回の内覧会で藤子・F・不二雄プロの代表取締役・伊藤善章氏がスピーチを行った際、昨年、正子夫人からのメールにあった「鮭遡上 未来へつなぐ 命かな」という短歌が由来ということが明かされている。

80体のドラえもんが東京タワーに集合「55/80ひろば」

生誕80周年にちなんで、80体のドラえもんが東京タワーでお出迎え。そのうち55体は屋上の「55/80ひろば」に集結しており、表情や手に持つひみつ道具がすべて異なるドラえもんと撮影できるスペシャルポイントとなっている。もちろん、ショップフロアも用意され、オリジナル商品やここでしか買えない限定グッズが販売される。

「藤子・F・不二雄展」は、7月19日~10月6日まで開催。開場時間は10:00~21:00(入場は20:30まで)、入場料は一般・大学・高校生が1,500円(前売券1,300円)などとなっている。

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