映画館の大画面と音響をフルに生かした体験を提供

発表会の後は、品川祐、水沢アリー、しずるが登場し、「Live’Spot」についてのトークセッションが行なわれた。水沢は「仕事が忙しくてなかなかライブ会場に足を運ぶことができないけど、近くの映画館で見られるのがいい」とユーザー目線でサービスについてコメント。一方、品川祐は「Live’Spot」の内容について、「生の臨場感がありながら、編集された映像が楽しめる」と映画監督の目線でメリットについて語った。

発表会の後、ゲストたちによるトークセッションが行なわれた。左から品川祐、水沢アリー、しずるの池田一真と村上純

この日の発表会は、横浜のイオンシネマみなとみらいで開催されたが、トークの後、実際に映画館の設備を使った「Live’Spot」映像体験が行なわれた。韓流グループBOYFRIENDのライブ映像が流れ、品川らを交えつつ大画面でステージを観賞。しずるの村上純は「映画館なら涼しい館内で座って落ちついて見られる」と視聴環境を絶賛した。また、実際のライブでは席がステージから遠い場合、アーティストが小さくしか見えないが、「Live’Spot」ではアーティストのアップやパフォーマンスを活かした映像美も楽しめる。

ゲストらは「Live’Spot」の仕組みに関心を寄せつつ、楽しみ方を提案した

「Live’Spot」体験としてライブ映像を放送。大迫力の映像と5.1chでの音響にゲストも驚きの表情を見せた

大人の音楽ファンの場合、なかなか時間が取れない上にライブ中立ちっぱなしで疲れるため会場から足が遠のくパターンが多いが、「Live’Spot」はゆったりと観賞できる点でゲストらの評価が高かったようだ。

第一弾としてJUJUのライブを上映

この「Live’Spot」はイオンシネマ、TOHOシネマズ、109シネマズ、T-JOYの映画館での配信になる。公演を観たい場合はローチケ、チケットぴあ、e+といったチケット販売サイトで購入する形だが、アーティストによってチケット販売先が異なるので、「Live’Spot」の公式サイトで公演の詳細を確認するのがオススメだ。

ライブ配信は8月15日からスタート。第一弾として、JUJUのライブツアー「JAZZ TOUR 2013-DELICIOUS 2ND DISH-」ファイナル公演のライブビューイングを全国60劇場で実施するという。また、特別イベントとして8月8日に、きゃりーぱみゅぱみゅのワールドツアーに密着取材した「劇場版きゃりーぱみゅぱみゅ」のワールドプレミア試写会を予定している。なお、サービス開始記念として「Live’Spot」のサイトで無料招待キャンペーンを行なっている。JUJU公演は7月25日から、きゃりーぱみゅぱみゅの公演は本日から応募できるので、興味がある方はサイトをチェックしてみよう。

近年、音楽ファンの中で「ライブビューイング」という言葉がメジャーになってきたが、これまではなかなか楽しめる場所が少なかった。しかし、「Live’Spot」の登場で日本の音楽シーンに変化が訪れるかもしれない。