やはりフル機能のOfficeは便利。画面の小ささをどう補うか
先行するAndroidタブレットやiPad miniに対するアドバンテージは、Microsoft Office Home and Busines 2013をプリインストールしていることだ。外出先でもどこでも、WordやExcel、PowerPointが利用できる。何らかの「代替Office」を使わざるを得なかったシチュエーションでも、Officeのフル機能を利用して、文書の閲覧や編集が可能になる。当たり前だが、代替Officeと本家との差はやはり大きい。
ネックとなるのは画面サイズ。特にデスクトップ画面では、ボタンやメニューをうまくタッチするのに慣れが要る。たとえ慣れてきても、思うような操作ができなかったり、タッチミスもしばしば(単に筆者が下手なのかもしれないが…)。そこでおすすめしておきたいのが、静電容量式のタッチパネルに対応したスタイラス(タッチペン)を使うことだ。安い物なら数百円で買えるし、重さも数グラム(せいぜい数十グラム)程度なので、Iconia W3-810と一緒に持ち歩いても負担にならない。
また、フル機能のOfficeが利用できるとなると、フルキーボードが欲しくなる。タッチ操作と閲覧中心で使っているぶんには、1,280×800ピクセルの画面でも大きな不満はないのだが、ソフトウェアキーボードを出したまま使うとなると話は別だ。ランドスケープモード(横長状態)では、画面の半分がキーボードで埋まってしまう。
日本エイサーからは、Iconia W3-810と合わせて使えるBluetoothキーボードの「W3-BTKEYBOARD」(店頭予想価格は7,980円)が発売されている。今回は試すことができなかったが、W3-BTKEYBOARDは重さ約400g、内蔵バッテリで約8時間駆動する。Officeなどのデスクトップアプリをバリバリ使うなら、W3-BTKEYBOARDとセットで使うことも検討したい。
ちなみに、液晶保護フィルムの「W3-FILM-2P」、保護ケース「W3-COVER-WT(ホワイト)」と「W3-COVER-DG(ダークグレー)」も、オプションで用意されている。店頭予想価格は、液晶保護フィルムが2,000円前後、保護ケースが3,000円前後だ。
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