スマートフォン向け総合エンタメアプリ「UULA(ウーラ)」にて現在配信中の『ファーストクラス』は、映像と音楽の融合で見せるさまざまな恋のカタチを描いたオムニバス恋愛ドラマ。その中の第一弾エピソード「僕だけのシンデレラ」は、CMやMVなどで活躍する気鋭のクリエイター・ショウダユキヒロ監督が「冴えないOLを、年下のヤンチャ王子が生まれ変わらせる」という、女性なら誰もが思わず夢見てしまう物語をジェットコースター型シンデレラストーリーに仕上げている。
主人公・マコトは、ある日偶然出会ったさえないOL・優子を魅力的な女性に生まれ変わらせていくアーティスト志望のアイドル。このマコトを演じるのが「2011年 第24回 ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」でグランプリを獲得し、若手役者のホープとして期待されている佐野岳である。現在21歳、役者としても伸び盛りにある彼に、本作の撮影を通して得たもの、今の自分に足りないもの、そして役者の魅力について話を聞いた。
佐野岳 |
――「ジェットコースター型シンデレラストーリー」ということで、まずは作品の感想からお聞かせいただければと思います。今回はキスシーンもあったようですね。
自分にとって初めてのキスシーンがあったことと、そこに向けて気持ちの流れを作るのが大変でしたね。気持ちのつながりをすごく大事にする監督だったので、改めて紙にマコトの感情の起伏を書いたりしながら丁寧に気持ちを作っていきました。
――偶然出会ったアイドルとOLが恋に落ちていく……まさにシンデレラストーリーですが、マコトと優子の間にはいったい何があったのでしょう。
たぶん何か特別なモノがあったんですよ(笑)。でも、お互いに『変わりたい』という気持ちが強かったからこそ、神様は二人を引き合わせたと思います。ですから、このドラマを見てくださる方も、そういう気持ちを持っていたらきっとリンクすると思いますね。
――佐野さん自身は地味な女性は好きですか?
全然、惹かれます。年上でも全然OKです。昔からどちらかというとおとなしめで陰がある女性の方がタイプです。さらにオタクっぽかったらなお可愛いというか(笑) 僕自身、そういう素養がないので、何かにのめり込めることってすごいと思うし、うらやましいです。
――今回演じた役柄はミュージシャンでしたが、マコトに対して思うことは?
彼自身、物語の最後に大きく"変わる"んですけど、その決意ができたことが僕から見たらすごいなと思いました。自分もこのままでいいのかなっていう思いを持ちましたね。「もっとよくなれるんじゃないか」って。あと、やっぱりラストシーンは歌いたかったですね(笑)。何よりライブのシーンは映像がキレイなので、ぜひそこも見て欲しいです。
――では、佐野さん自身の性格は、ご自分でどうとらえていますか。
めちゃくちゃ単純です。先輩に怒られている時も、たまに褒めてくれると無意識に口角が上がっていて、「おまえ、ホントわかりやすいな」ってよく言われます(笑)
――新しい自分になるために、変わるために何か心がけていることは?
気持ちというか、ちょっとモノの見方や考え方を変えたら、同じことでも別の面白さが発見できると思うんですよ。ひとつひとつの仕事の中でも、常にいろいろな変化を探していきたいですね。僕自身、どっちかというと柔軟というか、何でも楽しんでしまうタイプなので。……続きを読む