続いて「AQUOS PHONE es」だが、こちらの端末の特徴は何といってもそのコンパクトさだ。幅60mmというサイズは昨今のスマートフォンとしてはかなり小さめで、手の小さい人や女性にはしっくりくるサイズだろう。その分、ディスプレイも4.0インチとコンパクトだが、操作感の良さもあってストレスはまったく感じない。
端末下部には唯一の物理ボタンである「クイック起動キー」があり、片手持ちのまま画面を点灯させられる他、短押し/長押しにそれぞれ好みの機能を割り当てることができる。シンプルだが、あるとないとでは使い勝手が大きく変わる部分だ。
また、ウェブ閲覧中などに使える「かんたんズーム」は見たい箇所を拡大することができる機能で、タッチしながら動かすことで拡大する箇所をスムーズに変更できる点が便利だと感じた。4.0インチディスプレイの場合、ウェブサイトによってはかなり文字が小さくなって読みづらいことがあるので、そんなときに使いたい機能である。
「DIGNO DUAL 2」と「AQUOS PHONE es」は、派手な機能こそないものの、実用性にこだわった使い勝手のいいスマートフォンだと感じた。
「だれとでも定額」や「ウィルコムプランLite」、PHSと3G/4Gのデュアル通信など、自分のライフスタイルに必要な機能がわかっている人が選んでこそ真価を発揮する、こだわりのスマートフォンといえそうだ。