ついに700世代GeForceが2万円台で

NVIDIAから発表された新GPU「GeForce GTX 760」を搭載したグラフィックスカードが一斉に登場、店頭で発売が開始された。最安3万円を切るミドルクラスの製品で、すでに発売済みのGTX 780/770の下位モデルとなる。

■GTX 760のスペック比較
GPU GTX 770 GTX 760 GTX 670
コアクロック 1046/1085MHz 980/1033MHz 915/980MHz
CUDAコア 1536 1152 1344
メモリ速度 7.0Gbps 6.0Gbps
搭載メモリ 2GB GDDR5
メモリバス幅 256bit
製造プロセス 28nm
最大消費電力 230W 170W
補助電源 8+6ピン 6+6ピン

GTX 760のCUDAコア数は1,152基。CUDAコア数の変化は、GTX 680→670では1,536→1,344であったのに対し、GTX 770→760は1,536→1,152と削減幅が大きい。もしかするとその間に"GTX 760 Ti"が入るのかもしれないが、手頃な価格で買える700番台のGPUを待っていた向きには良い選択だろう。

各社製品の価格は以下の通り。全てのモデルがオーバークロック版となっており、そのほとんどではオリジナルVGAクーラーが採用されている。補助電源コネクタは、リファレンスでは6ピン×2となっているものの、MSI製やGIGABYTE製など、多くのOCモデルでは8+6ピンに強化されているので注意したい。

■各社製品の価格
メーカー 製品名 クロック 価格
MSI N760GTX Twin Frozr 4S OC 1020/1085MHz 36,000円前後
GIGABYTE GV-N760OC-2GD 1085/1150MHz 35,000円前後
Palit NE5X760H1042-1042J 1072/1137MHz 30,980円(ドスパラ)
ZOTAC ZT-70401-10P 993/1059MHz 30,000円前後
GALAXY GF PGTX760-OC/2GD5 1058/1110MHz 33,000円前後
玄人志向 GF-GTX760-E2GHD/OC 1058/1110MHz 32,000円前後
Inno3D C760-1SDN-E5DSX 1060/1124MHz 36,000円前後
Inno3D N760-3SDN-E5DSX 1006/1059MHz 30,000円前後

MSI製には「バイオハザード6」のゲームクーポンがバンドルされる

人気のオリジナルVGAクーラー「Twin Frozr 4S」を搭載する

GIGABYTE製は非常に高速。「Ultra Durable VGA」準拠で安心の高品質

お馴染みの3連ファンクーラー「WINDFORCE 3X」を搭載する

Palitは2連ファンのJETSTREAMクーラーを搭載。メモリも6.2Gbpsに高速化

ZOTAC製。クロックはほぼリファレンスながら、非常に安価なモデル

GALAXY製は2連ファンのオリジナルVGAクーラーを搭載

玄人志向はGALAXYとコラボ。両社のスペックはもちろん同じだ

Inno3Dは2モデルを発売。まずは2連ファンのスタンダードモデル

こちらは3連ファンの「iChill」バージョン。メモリも6.2Gbpsに高速化

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