――この番組で一番学んだことは何でしょう。
「リアクション。このひと言に尽きます。この番組でかなり自分をさらけ出しましたので、怖いものナシになりましたね。中年女性が男性の前で服を脱いでも何とも思わなくなった感覚に近い、ある意味で切なく、ある意味で進化したというか。まさに芸人としての"進化"を遂げ、『キンタロー。』という男らしい自分の名前に近づけたと思います。ほかにも、リアクション直後はしばらくカメラさんの動きを待つという、バラエティー番組の"わびさび"も学びました(笑)」
――改めて番組を振り返っていただき、「これはちょっと…」ということはありましたか?
「ほとんどありませんが、こう見えて私もやっぱり女性なので、汚い表情を撮られるのはちょっと辛かったですね……(笑)。まるで失禁したところを撮られてしまった感覚というか(笑)。チャレンジする内容がそれくらいすごくて、毎回モノマネを忘れてしまうくらいでした」
――今、たくさんいる女性芸人の中で、キンタロー。さんが「これだけは誰にも負けない!」と胸を張って言えるものは?
「デカい顔です! いまだに私を超える大きさの顔の女性芸人さんに会ったことないですね。なんといってもトミーズ雅さんと同じ大きさですから。体全体から見た比率的には、雅さんより私の方がはるかにおかしいことになってますけど(笑)」
――ところで、多忙な毎日の中、プライベートで心が休まるのはどんな時ですか。
「やっぱり一番ホッとするのは、赤ちゃんの頃から7年飼っているトイプードルのミニーちゃんを抱きしめた時ですね。どんなに疲れていても、イヤなことがあっても、彼女の背中の匂いを嗅ぐとすべて吹き飛ぶんですよ。ちょっとケモノっぽい、一生懸命生きている感がすごく伝わってくるんです(笑)。今はちょっと離れてますが、また一緒に暮らせるよういろいろ計画しています」
――つい最近、AKB48の選抜総選挙が行われましたが、もし女性芸人による「総選挙」が行われたとしたら、キンタロー。さんはどのポジションを狙いますか。
「やっぱり立候補するからには絶対に一位を狙いたいですね。何回も一位を獲得している前田敦子さんのモノマネをさせてもらっている私が、泥を塗るわけには決していきませんから」
――将来的には前田さんと対面したいですか?
「大好きなのでいつかは会いたいですが、じらされた上でのサプライズ感が欲しいので、まずは幼少期の前田さん役で再現フィルムなどに出ることからはじめていければと思います(笑)。前田さんは私にとってやはり神のような存在なので、ご本人とお会いするのは最後の最後でいいかなと。ドラゴンボールで言うとまだ3個くらいしか集まってませんし、長い道のりですけど頑張ります!」
――では最後に、今年後半の抱負をお願いします。
「こないだイベントでコスプレさせていただいた『ゲゲゲのキンタロー。』にちなんで、『上上上(ジョジョジョ)のキンタロー。』でいきたいですね。世の中のネガティブな空気や気持ちをポジティブに上げていくという…どうでしょうね、これ(笑)」