最初に使ったのは「ワイド&マクロ0.75×ねじ込み式」だ。これは、より広角での撮影を可能にするコンバージョンレンズである。iPhone 5の場合、何も付けない素の状態での焦点距離は35mmフィルム換算で33mm相当で、画角はおよそ66度程度。そこに、この「ワイド&マクロ0.75×ねじ込み式」を取り付けると、画角は80.5度となり、一回り広い範囲が写せるようになる。
「ワイド&マクロ0.75×ねじ込み式」。本体外寸は直径20×高さ11.5mm |
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iPhone 5による通常の撮影(原寸大画像を見る) |
iPhone 5に「ワイド&マクロ0.75×ねじ込み式」を装着して撮影(原寸大画像を見る) |
たとえば、広々とした風景や巨大な建造物を撮る場合、スマホではその全体を捉えることができず、もどかしく感じることがあるだろう。そんな時にこそ、この「ワイド&マクロ0.75×ねじ込み式」が活躍する。また、被写体との距離を十分に取ることができない狭い室内でも役立つ。
下の写真は、「ワイド&マクロ0.75×ねじ込み式」を使った旅先での1コマだ。このようにスナップ感覚で人物を撮る場合、人物だけでなく、周辺の状況までを広く写し込むことができ、より臨場感のある写真になる。
なお、この「ワイド&マクロ0.75×ねじ込み式」は、レンズの前玉部分を取り外して使用した場合にはマクロレンズとして機能する。その際の画角は53度で、最短撮影距離は18mm。小さな被写体をクローズアップで写せるようになる。
iPhone 5に「ワイド&マクロ0.75×ねじ込み式」のマクロレンズのみを装着して撮影(原寸大画像を見る) |
続いて「テレ1.5×レンズねじ込み式」を試してみた。こちらは、より望遠での撮影を可能にするコンバージョンレンズだ。iPhone 5に装着時の画角はおよそ38.5度。被写体を一回り大きく撮影できるようになる。
「テレ1.5×レンズねじ込み式」。本体外寸は直径26×高さ11mm |
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iPhone 5による通常の撮影(原寸大画像を見る) |
iPhone 5に「テレ1.5×レンズねじ込み式」を装着して撮影(原寸大画像を見る) |
ものすごく望遠になるわけではないが、ちょっとしたポートレートや静物の撮影など、対象物を引き付けて撮りたい場合に役立つだろう。また、スマホの素の状態では、シーンによっては広角特有の遠近の強調が気になることがあるが、それを回避する働きもある。もちろんデジタルズームとは違って光学的な焦点距離アップなので、画質の劣化はほとんどない。
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