逆に勝っているポイントは、防水性能「IPX5/8等級」だ。"Z"の防水性能は「IPX5/7等級」であるから、防水性能はひと等級上がっていることになる。ちなみに共通性能のIPX5とは、内径6.3mmの注水ノズルを使用し、約3mの距離から12.5リットル/分の水を最低3分間注水する条件であらゆる方向から噴流を当てても電話機としての機能を有することを意味し、IPX8は、常温で水道水、かつ静水の水深1.5mのところに携帯電話を沈め、約30分間放置後に取り出したときに電話機としての機能を有することを意味する。IPX7は、常温で水道水、かつ静水の水深1mのところに携帯電話を沈め、約30分間放置後に取り出したときに電話機としての機能を有することを意味する。
つまり、水深が0.5mも延長された。とはいっても、急な雨でも安心。水たまりや流しに落としても大丈夫といった気持ちでいたほうが、精神衛生的に気楽だ。
さて、なんだかんだいって、最近のスペックは、1.5GHzのクアッドコアCPU、4.6~5.0インチのディスプレイサイズ、そしてRAMで2GB、ROMで32GBのメモリというのが主流。バッテリ容量も2,000mAhオーバーが当たり前で、昔に比べバッテリの保ちがよくなった。
バッテリの話をすると、「Xperia Z SO-02E」は着脱不可だが、「Xperia A SO-04E」は着脱可能。フリーズした際(こんな仕事をしていると、結構無理をさせるんです。プライベート端末なのに……)に(まさに)強制終了する手段として"バッテリを抜く"という荒技を使うため、着脱不可はマイナスポイント(小生的に)。
あと、公称値ではあるが、連続待受時間というのも性能を測る目安になる。
「Xperia Z SO-02E」(2330mAh)は「3G:約480時間/LTE:約420時間」だが、「Xperia A SO-04E」(2300mAh)は「3G:約420時間/LTE:約390時間」。画面サイズやそもそもの容量が違うので、比較するのもどうかと思うが、率直な感想として「バッテリ容量30mAhダウン(バッテリの保ち的に×要素)」&「画面サイズ約0.4インチダウン(バッテリの保ち的に○要素)」という条件の"差"が、3Gにして約60時間、LTEで約30時間もの(スペック的)ロスになるとは……。
国内のXperiaはここからはじまった。そういう意味で偉大な「Xperia SO-01B」。当然小生も持っていますが、購入当初は“Androidなんて流行るわけないでしょ”って(当時の)担当に言われ……ニヤリ |
そりゃ、いろいろな要因があるので、先に挙げた要素だけ抜き出すのはダメなのだが、それにしてもである。ちなみに初代Xperia「Xperia SO-01B」(1,500mAh)は、「3G静止時:約300時間」なので、それと比べると、だいぶ性能が上がったなぁという印象。
ともあれ、スペック的にも上等な感じがする「Xperia A SO-04E」。NTTドコモが"ドコモのツートップ"(というキャッチフレーズ)の一台として掲げているぐらい押しの一品である。
次回、小生が実際に行っている設定&Tipsなどがあればその辺をレクチャーする。担当よ暫し待てッツ!
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