探索モードの動画を見る

さて、星座表には、探索モードが用意されている。太陽系の惑星や月などを星座表内に表示する(図11)。

図11 探索モード

左の一覧から、表示したい天体を選択する。図11は地球を選択したものである。

図12 地球を選択

さらに、天体のいくつかには、動画が用意されている(図13)。

図13 土星の動画

これは、土星を周回する衛星(もっとも近接するミマス)が表示されている。いくつか見たのであるが、どれも美しく楽しむことができた。星座表をインストールしたら、ぜひ使ってみたい機能の1つである。図14は、さらにミマスを拡大表示したものである。

図14 ミマスを拡大表示

かなりリアルに表示される。このあたり、少しでも天文に興味があるならば、かなり楽しめると思う。インストール時にも位置情報を使用することの確認が行われるが、タブレット端末などでは、コンパス、ジャイロスコープ、加速度計を装備することが一般的になってきた。Windowsでは、7からセンサーAPIを実装していたが、ここにきて使えるアプリが増えてきた。デスクトップにはない機能であり(あっても意味のないものかもしれないが)、Windows 8らしさを感じることができる。

ARモードは拡張現実などとも呼ばれるが、Windows 8タブレットを好きな方向に向けるだけで、自動的に現在位置を割り出し、その方向に見える空を表示してくれる。使っていて気持ちがいいものである。また、経度・緯度を入力することで、地球上好きな場所の星空を眺めることもできる。Escape Velocity Limitedの星座表は、iPhoneなどですでにアプリとして定評のあるものだ。完成度も高い。筆者の住む東京都内では、正直、星空を楽しむにはあまりよい環境ではないのであるが。機会があればWindowsタブレットを持って、夜空を眺めにでかけてみたい。