――濃い撮影だったという話でしたが、役柄についての監督とのやりとりはいかがでしたか。

たくさん、話しました。撮影に入る前にも監督とお会いすることがあって、台本のことで言いたこととか聞きたいこととかがある? と聞かれました。だから、わからない部分は全部監督に相談して、すべて話し合って、解決しながら進めていくことができました。

――どのようなことをつめていったのでしょうか。

加奈の変化をどの辺りから、どの程度出していくか…ということを話し合いました。人の心の闇を描いているので、はじめはどこがホラーなんだろうと感じた部分もあったんです。よくよく考えてみてじわじわ怖くなるのがこの物語の印象で。だから、その怖さを見ている方に伝えるにはどうすればいいのかなどは、とても慎重に演じました。なかなか、こういう作品に出会えることはないと思いますので、貴重な撮影でした。

――今年の2月からは、期間限定でブログをスタートしましたね。写真が面白くて、楽しませてもらいました。

本当ですか(笑)。写真は撮りだめしていて、結構真面目な感じのものを載せているんですけど…歯にのりをつけた写真は、突然「したい!」と思って。家にのりがなかったので、カフェに行って撮りました。ふと思って、やりたくなったら気がすまなくなるんです(笑)。

――そういえば、3月に放送された『爆笑 大日本アカン警察』ではドッキリを仕掛けられましたね。(※お笑いコンビ・FUJIWARAの原西孝幸のファンを公言していた川口。その原西の一発ギャグをマスターしていると容疑が掛けられ、楽屋内を隠し撮りされる)

そうなんです…。楽屋に隠しカメラが設置されてて、そんなのあると思わないので自然に過ごすじゃないですか。そしたら、それを撮られてて…。ファンの方がみんな引いてしまうんじゃないかなって…心配でしかたないです!

――じゃあ、今後のドッキリはマネージャーさんにお願いしてNGにしましょう。

うーん…。でも、そういうの好きなので、やっぱりやっていきます。楽しいことは好きなんです(笑)。

――ところで…今回の出演作のようなホラーの撮影現場では、怪奇現象が起こりやすいと聞いたことがありますが。実際にいかかでしたか。

今回は特になかったです。でも以前出演したホラー映画はありました。機材がおかしくなったり、スタッフさんが見た!とかあったんですけど… 私、その作品に出てからお化けが見えるようになったんです。

――えっ!? 見えるんですか?

それまでは全くだったんですよ。その直後から突然…。

――どこで見たんですか?

家です。自宅に遊びに来ていました。女の子でした。最初は寝ぼけているとか夢かなと思ったんですけど、違いました。それ以来、ちょくちょく見るようになって…でも今回の撮影では見なかったです。

(C)2013いしかわえみ/集英社「絶叫学級」製作委員会