V713はタブレット部にPC本体としての機能を集約し、キーボードドックには外部ディスプレイ出力や有線LANコネクタ、充電機能しか持たせていない。その代わり、キーボードの完成度にはこだわっている。ポインティングデバイスも通常のタッチパッドに加えて、キーボード中央にスティック型デバイス「アキュポイント」を搭載。キーボードのホームポジションからほとんど手を動かさずにマウスポインタを操作できるのは大歓迎だ。
有線LANや外部ディスプレイ出力といったケーブルを常時繋げておきたいコネクタはキーボードドックの背面に |
電源スイッチやUSB、画面の自動回転機能をオン/オフするためのスイッチなどはタブレット部右側に集中 |
V713はタフネスさも売りにしている。100kgfの面加圧に耐え、76cmの高さから落下させても壊れない強度を誇る。形状的に通常のUltrabookよりも無茶な力がかかりやすいため、これは嬉しい設計だ。
また、キーボード部は30ccの防滴テストをクリアしていることもアピールポイントとしているが、基幹パーツが詰まっているタブレット部には吸排気のための開口部が各所に設けてあり、スリットから基板が直接見える。防滴なのはあくまでキーボード部のみ、キッチンなどの水まわりでも使える訳ではない。
次のページ:超低電圧版「Core i5-3339Y」を搭載